映画評「ペット2」

☆☆★(5点/10点満点中)
2019年アメリカ映画 監督クリス・ルノー
ネタバレあり

3年前に観た3DCGアニメの続編。
 原題通り、人間様の知らないペットの生活を綴るものだが、人間風刺を交えた部分が余り機能したかった第一作より、ペットたちの冒険に特化した本作の方が素直に楽しめる。★一つプラスでござる。

すっかり仲良くなった二頭の犬マックス(声:パットン・オズワルト)とデューク(声:エリック・ストーンストリート)は飼い主の都合で田舎へ連れて行かれ、マックスは逃げた羊を連れ戻す冒険に駆り出される。主人の父親の飼い犬ルースター(声:ハリスン・フォード)の仕込みでマックスは逃げず、立ち向かう精神を養う。
 彼からミツバチ君(という丸い人形)を預かった美人猫ギジェット(声:ジェニー・スレイト)はそれが猫屋敷に転がり込んでしまい、取り戻すべく猫に扮装して潜入する。
 スーパーヒーローを気取る白ウサギのスノーボール(声:ケヴィン・ハート)は、美人犬デイジー(声:ティファニー・ハディッシュ)に頼まれ、悪漢のサーカス団団長セルゲイから白い子虎を略奪する冒険を繰り広げ、最後はこの三組が一致団結する形でセルゲイを倒す。

開始10分から60分くらいまでこの3パートで並行して進む形式は、原理的に散漫になりがちなので良くないが、本作は案外うまく行っている。
 音楽用語で言えば、マックスのパートが VERSE(日本流に言えばAメロ)、スノーボールのパートが CHORUS(サビ)、ギジェットのパートが BRIDGE(Bメロ)という印象。大袈裟に言えば、そういう風に音楽的に感じられるようなリズム感があってモタモタせず、その印象が頭に残っているうちに終盤の一致団結するクライマックスに上手くなだれ込んで行くのである。
 アメリカン・アニメの例に洩れず賑やかすぎるが、今に至れば文句を言う程でもないだろう。

最近再びアメリカ映画のロシアに対する態度が冷たくなってい、本作の悪漢セルゲイもロシア人にちがいない。

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