映画評「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」

☆☆★(5点/10点満点中)
2019年アメリカ=カナダ=コロンビア合作映画 監督ジョナサン・レヴィン
ネタバレあり

シャーリーズ・セロンが出ているのは知っていたが、セス・ローゲンが共演ですか。例によって下ネタのオン・パレードでしょう。

辞職したように見えて実は首になったらしい記者ローゲンが、友人に誘われて出かけたチャリティ・パーティーで女性国務長官シャーリーズを見詰めた結果、スタッフとして起用されてしまう。実は彼が高校時代の彼女がシッターをした相手であると判ったのを縁に、記者としての文才も認められたのである。
 各地に一緒についていくうちに彼だけでなく才色兼備の彼女が彼に心を動かされるようになるが、環境問題で彼女と対立する大統領は、恋人になったローゲンの醜悪な動画をばらまくと脅す。次期大統領候補のお墨付きを得たい彼女としては、ダメージになるので譲歩する。
 しかし、候補宣言の場で再びひっくり返した為、大統領側は動画をばらまく。ところが、二人の堂々たる対応が国民に好感を持たれ、彼女は次の大統領として選ばれる。

ガラスの天井を突き破りたい志の高い女性たちが喜びそうなお話である一方、下ネタを大量に投入してより広い観客層にアピールしようとした作品である。

僕はアメリカ的な下ネタは大嫌いなので、それだけでも相当マイナスなのだが、それに加え、或いはそれ以上に政治ドラマの部分とロマンスのバランスがなまなかで気に入らず、かなり退屈させられた。どちらかに軸を置くべきであっただろう。解り切った終盤がいつまでも終わらないのにもイライラさせられる。
 明らかな民主党寄りでアンチ・トランプの風刺的要素については、トランプの退場が決まった今観ても効果は薄いかもしれない。

日本の芸能人好感度ランキングでも、気取らず何でもしかしバランス感覚をもって言うような人が上位に来ることが多いが、意図的にそういうキャラクターを演じている可能性もあり、それもどうかと思うことがある。昨年自殺した女子プロレスラーは、悪役を押し付けられたのだろう。リアリティ番組と言いながら、演出ありまくりだったと見る。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント