映画評「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」

☆☆(4点/10点満点中)
2018年日本映画 監督・小沼雄一
ネタバレあり

麻雀は全く解らないので、この第二弾は観るつもりはなかったのだが、第一作との作り方の差などを見たいと思い、つい観てしまった。しかし、前作より麻雀の対決シーンが多く、為に人間劇としての部分が希薄になっているので、相当退屈した。映画としての作り方がどうのこうの言うより、僕の知識の問題に帰する。

で、前作との関係で言えば、続編というよりシリーズ第二作という位置にある一方、前作で県大会を勝ち得た、宮永咲が所属する清澄高校も参加するインターハイ本番である。但し、清澄高校の出番はなく、別の四校、即ち一応ヒロインの位置付けになるらしい高鴨穏乃(桜田ひより)の所属する阿知賀高校、個人戦チャンピオンでもある咲の姉・照(浜辺美波)の所属する団体戦二連覇中の強豪白糸台高校などが準決勝第一試合を闘う。

選手の中には、一巡先を読む能力を持つ園城寺怜(咲良菜緒)などもいて、軽いサイキックもののような要素があり、こういうところは前作より娯楽として受けるかもしれないが、通常の頭脳合戦のほうが正攻法で僕には好ましい。尤も、ルールを知らない人間にはサスペンスとして見る上で何の影響もないのだが。

サスペンスと言えば、 “一応ヒロインの位置付け” と上述したように、四校それぞれが主役であるという扱いである為、その意味でどこかを応援するという感覚が生まれにくくサスペンス性は希薄。ヒヤヒヤしたいのであれば、期待できない内容ということになる。前作から引き続いて勝ち負けを超えた人間の輪というのを見せようとしている感じが強いので、青春群像劇として楽しめる向きはあるかもしれない。

という次第で、こちらの第二作は、麻雀を知らない人種には前作程楽しめないのは必定。

父親がボードゲーム類のスポーツを一切しない人だったので、その横で育った僕も将棋・囲碁・麻雀は一切できない。将棋は駒の動かし方は知っているが、実戦で使えない。野球と同じだ。見ている時は理解できても、自分がグラウンドに立つとその通りできない。麻雀との絡みで言えば、セブン・ブリッジくらいできるが、あれは比較にならないくらい単純だ。

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