映画評「グリンチ」(2018年版)

☆☆★(5点/10点満点中)
2018年アメリカ=フランス=日本合作映画 監督ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー
ネタバレあり

DR.スースの児童文学の再映画化はアニメ版。

リメイクなり再映画化するのは四半世紀くらいが丁度良いと思っている。前回のジム・キャリー主演の実写版からおよそ18年後に本作が出たのは、僕のような爺にはちょいと早いし、底の割れた児童文学の再映画化と来ては余り気乗りしない。とりあえず簡単にお話。

孤児で他人との関係に幸福を味わったことのない、山に暮らす緑色の怪物グリンチ(声:ベネディクト・カンバーバッチ)は、人間の大人も子供も高揚させるクリスマスを憎悪している。彼にとって孤独が強調されるからにほかならない。
 そこで彼が考え出すのは麓に住む町民からクリスマスの楽しみを奪うという作戦。クリスマス・プレゼントをこっそり盗むにサンタの格好は必要なのか、という大人ならではの疑問をさておいて、サンタに会って忙しい母親を幸福にしてほしいという願いを伝えようとする幼女シンディ・ルー(声:キャメロン・シーリー)と鉢合わせして、彼女の健気さにちょいと感動する。しかし、盗んだプレゼントを捨てることには躊躇しない。
 ところが、余りに大量なのでひどい目に遭いそうになったところを以前仲間に加えたトナカイに助けられると、ここに優しさと愛に目覚めて町民に自分の犯行を告白、人々から優しく迎えられる。

幼女の健気さとトナカイの救助の他に、人々がプレゼントではなくクリスマスそのものを楽しむ心を知ったこともグリンチの変心に寄与しているだろう。物質ではなく精神・・・子供には良い教訓であります。

実写版より20分ほど短く、子供向けらしく頗る素直に作っているところを買いたい。個人的には余り面白くなかったけれどね。

アメリカ製アニメの子供は、子役が当てることが多い。大人の声優(女性)が当てるのが常識となっている日本とは違う。文化ですな。

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