映画評「IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。」

☆☆☆(6点/10点満点中)
2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督アンディ・ムスキエッティ
ネタバレあり

スティーヴン・キング原作の大作ホラーの続編。

前作から27年後すっかり大人になった“ルーザーズ・クラブ”の7人組(ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、他)が、再び故郷の街に現れたピエロ“ベニーワイズ”を倒すべく、事前に自殺する一人を除いて参集、一致協力して行動を開始する。

大雑把に書けばこんなお話で、古代にまで遡るなどオカルト趣味満載だが、“ベニーワイズ”再登場を綴る序盤のうちは些かまだるっこい。“ルーザーズ”が結集してからなかなか面白くなるものの、幻想のような現実と幻想に過ぎない幻想とを並置する見せ方は、左脳人間にはすっきりしない印象を覚えさせる憾みがある。右脳型の人には問題ないかもしれない。

また、“ベニーワイズ”の変身後の恐ろしい姿や怖がらせ方がさほど多様ではなく、最後の方になると少々飽きて来る。

映画誕生以来、ホラー映画は廉価(B級)映画と相場が決まっていたのだが、本作は正にホラー・スペクタクルと言いたくなる大スケールぶりである。VFXのおかげで昔ほど金をかけずにできると想像されるとは言え、ここまでやれば大したものと言うべきだろう。時間がある方はどうぞ。

前作との整合性を考えると、邦題の「THE END」は、「”それ”が見えたら、終わり。」の後に置いた方がいいと思いますがね。

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