映画評「メン・イン・ブラック:インターナショナル」

☆☆★(5点/10点満点中)
2019年アメリカ=中国合作映画 監督F・ゲイリー・グレイ
ネタバレあり

「メン・イン・ブラック」シリーズの第4弾。スピンオフという解説だが、要は前の二人が少しお年を召してきたのを考慮して、ロンドン支局に舞台を移して若いコンビを出したということではあるまいか。堂々たる第4作と言って良いように思う。
 元来余り買っていないシリーズだから、本作が取り立ててつまらないとも思わないが、勿論上出来とも言えない。とりあえずお話を少し。

20年前に凶暴なエイリアン部族の子供と接近遭遇した少女モリーが大人になって(テッサ・トンプスン)MIBロンドン支局に侵入、その知恵と熱意をロンドン支局トップ?O(エマ・トンプスン)に買われて採用される。そしてコンビを組まされるのが、上官T(リーアム・ニースン)から地球を救った英雄というお墨付きを貰ったもののかなりズッコケのH(クリス・ヘムズワース)。
 彼の知合いという悪名高きエイリアン部族の王族ヴァンガスと旧交を温めている時、人間の体を乗っ取り自在に変幻し、地面まで変化させてしまう強力なエイリアンにヴァンガスは殺され、死ぬ前にモリーことエージェントMに小さな宝石のような物体を渡される。やがて、これが実は太陽系も破壊できるような物凄い兵器であることが解り、変幻自在のエイリアンやらとの間で争奪戦を繰り広げることになる。

前の3作に比べて、ロンドンに舞台が移ったということもあって、MIBならでMI6のムードが結構漂っている。よく見ると、MIBとMI6は文字列の見た目がそっくりではないか。今回はSFサスペンスより007風にやってみようということだったのかもしれぬ。

本作も僕がうんざりしてきたアメ・コミの映画化系列であるが、余りそれらしい印象を残さないのは良い。定額料金のWOWOWで観る分には十分OK。普段頭を使って髪の毛が抜けて来た老骨なので、週に1本くらいは余り頭を使わない映画もまたよろし。

ビートルズに「ベイビーズ・イン・ブラック」という隠れた名曲あり。

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この記事へのコメント

2020年04月04日 23:07
>定額料金のWOWOWで観る分には十分OK
このかんじ、わかります。テレビの洋画劇場で見る分にはOKとか、GYAO!の無料配信で見る分にはOK、とか😉
「メン・イン・ブラック」は、第一作目が大ヒットしたんですよね。テレビかレンタルで見たんですけど、可もなく不可もなしみたいな感じでした。いっしょに黒人のコメディアンが出てたような記憶がありますが、誰だったか思い出せない。タブロイド紙にのるゲテモノニュースをオチに利用してましたね。ああいうのがアメリカ人には受けるのかなあって。
オカピー
2020年04月05日 14:46
nesskoさん、こんにちは。

>可もなく不可もなしみたいな感じでした。

ヒットしましたが、映画としては大したことがありませんでした。
スピンオフと言われるこの最新作は、007のパロディーぽいので、出来栄えはともかく案外好きです。

>いっしょに黒人のコメディアンが出てたような記憶がありますが

オリジナルのキャストは、トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス。スミスは歌手でもありますね。

>タブロイド紙にのるゲテモノニュースをオチに利用してましたね。
>ああいうのがアメリカ人には受けるのかなあって。

昔から、日本人には全く受けない笑い等色々ありますが、最近の若い人の趣味は僕らの世代ともまた違うので、これまたややこしい(笑)。