映画評「マイル22」

☆☆(4点/10点満点中)
2018年アメリカ=中国=コロンビア合作映画 監督ピーター・バーグ
ネタバレあり

年寄が物語の理解に相当難儀するアクション映画である。

マーク・ウォールバーグが現場の指揮を執る米国特殊部隊の面々が、核兵器を作るセシウムを奪った在米のロシア・スパイ組織が潜むアジトを急襲するのがプロローグ。ここで18歳の少年を殺したことが以下の事件を誘発するのだ。
 半年後インドカー(インドネシアのことと思って良いのではないか?)なる架空の東南アジアの国で、一人の地元特殊工作員イコ・ウワイスが米国大使館に投降する。チームにセシウムに関する偽情報を与えた張本人なので疑惑を覚えつつも、インドカー政府が引き渡しを求める重要人物と知り、米国本国へ移送することにする。
 が、インドカー当局はそうはさせじと色々と妨害工作をし、チームはそれを潜り抜けると、ウワイスは情報の入ったモバイルの暗号を解く。男を連れて飛び立った飛行機を見送るウォールバーグは、この後この事件の意外な実相を知る。

最後はどんでん返しの巻だが、アスペルガー症候群のような様子を見せるウォールバーグはそれをひどく残念がる様子もない。そんな彼の回想による枠物語で、多分お話自体はそれほどつまらなくはないし、解りにくくもないのだろう。
 こんな回りくどい言い方をするのは、アクション場面のカット割りが細かくて何が何だか解らず、それ以外も異様に短いカットを変なアングルで重ねてイライラさせられるうちに、お話がどうでもよくなってしまったからである。
 それを別にしても、やはりお話の展開自体に妙な風にばらけて進められる感じがあるので、年寄には益々理解しにくい。これがすんなり解るようであれば、まだ脳が若々しいと思って良いのではないかな。

さらに、個人的に、ウォールバーグは元来苦手な男優だから、プラス材料が殆ど見当たらない。

題名から、その昔「キャッチ22」という映画があったのを思い出す、ベテラン映画ファンも多いでしょう。(追記)今気づいたが、2020年2月22日にこの作品をアップ。全く偶然なのだ。

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