映画評「パシフィック・リム:アップライジング」

☆☆(4点/10点満点中)
2018年アメリカ=イギリス=中国=日本合作映画 監督スティーヴン・S・デナイト
ネタバレあり

怪獣映画と超合金ロボものを合わせた異世界生物侵略映画の第二弾。
 怪獣映画には殆ど、超合金ロボものには全く興味がないもので(と前作の評で言ったところ信じて貰えなかった)、前作で示された設定を全く忘れており、同記事を読み返して分ったところ多し。イェーガーなるロボットは元来二人で操縦するものでしたか。忘れておったなあ。

前作から十年後、前作で活躍して戦死した英雄の不肖の息子ジョン・ボイエガが前作で壊されたまま放置された廃墟で盗掘などしていると、スクラップでイェーガーを作る科学少女ケイリー・スペイシーと共に環太平洋防衛軍に呼び出され、彼は教官として、彼女は訓練兵として任務に就く。
 そこへ暴走するイェーガーが現れ、やがてそれが異世界生物の細胞が操縦していると判る。その背後で暗躍するのが中国系先端企業に雇われている科学者チャーリー・デイで、彼は異世界生物に頭を乗っ取られて二重人格状態のまま世界破滅を企む。さて、ボイエガやケイリーちゃんは如何にその目論見を防ぐのか。

というお話は、前作に輪をかけて面白くない。退屈する暇がないくらいつまらない(意味不明)。

宇宙人などの侵略があって初めて全地球人は仲良くなれるとよく言われる(中にはそれでも仲良くなれない地球人を描くブラック・コメディーもある)が、そういうことをメンバーの幅広い顔触れを見ると嫌でも思わされる内容でござる。

視覚面も大したことがない。TVで見るとVFXの質感が良くなく、こりゃ文字通りなんちゃって実写映画で事実上のアニメ映画だわいと苦笑しながら見ておりました。VFXで作られた日本はいかに近未来と言え余り日本らしくないし、日本のサブカルチャーに敬意を払って作られているシリーズである筈なのに、何故か中国人が目立つ。資本の関係があるのは解かるが、もう少し何とかしてほしいと非愛国的な僕でも思いますなあ。

韓国や中国に比べると、日本の映画界は世界の映画界を牛耳るアメリカへの売り込みが足りなすぎる。ただ、トランプがもう中国とは映画を作るなと愚痴ったので、彼が大統領の間は少なめになるのではないか。ハリウッドは概して反トランプの連中が多いから、逆の目が出るやもしれんが。

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