映画評「ダンボ」(2019年版)

☆☆★(5点/10点満点中)
2019年アメリカ映画 監督ティム・バートン
ネタバレあり

1941年のディズニーのアニメを実写リメイクした作品。実写と言っても序盤の列車など明らかにアニメで、複雑な心境になりますが。内容は結構違うので、簡単にお話をご紹介。

第一次大戦後片腕を失った状態で所属していたサーカス団に戻って来た乗馬の元スターのコリン・ファレルにインフルエンザで母親を失っていた娘ニコ・パーカーと息子フィンリー・ホビンズは少々驚く。
 その頃インド象のジャンボ(この名前であればアフリカ象のほうがふさわしい。インド象ならナマステだろう)が出産する。団長ダニー・デヴィートーは子象で再生を図ろうとするが、耳の異常に大きな象なのでがっかり。しかも、ジャンボは子象を守ろうと暴れた為に監禁されてしまう。
 ところが、母親のいない子供たちが子象に同病相憐れむ関係となったところ、ダンボと名付けれた子象が巨大な耳を使って飛べることに気付く。ドリームランドを経営するマイケル・キートンがこれに目を付け、サーカス団を吸収するが、実は栄達と金儲けにしか興味のない冷淡な男で、団員を首にしたり、子象と再会したジャンボは邪魔になるからと殺処分を命じたり。
 かくしてファレルと子供達は、ダンボの乗り手になったフランス美人エヴァ・グリーンらと協力し合って脱走を企てる。

昨日の「オーシャンと十一人の仲間」では停電に乗じて強盗するが、こちらは停電に乗じて(どちらも故意に引き起こすのだが)脱走計画を遂行する、という二日続けての偶然が面白い。

監督がティム・バートンという割に毒が殆どない純ファミリー映画的なお話で、家族愛若しくは家族的愛を基調にし、勧善懲悪とそれを成す仲間の一致協力の素晴らしさが主題。近年アメリカのファミリー映画としては判で押したようなテーマだから、新味を求めると面白くないと言わざるを得ない。それでも、後半のサスペンスはそれなりに楽しんでしまいましたよ。

パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」も思い出す。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント