映画評「TAXi ダイヤモンド・ミッション」

☆☆(4点/10点満点中)
2018年フランス映画 監督フランク・ガスタンビドゥ
ネタバレあり

リュック・ベッソンがかつて企画した「TAXi」シリーズの久しぶりの第五作。所謂“昔の名前で出ています”映画。その間に「トランスポーター」「ワイルド・スピード」というカー・アクションをフィーチャーしたシリーズがあり、“いまさらジロー”と言うしかない。一応お話。

パリの猛烈運転の刑事フランク・ガスタンビドゥが、頭の弱い署長とぐうたら刑事から成るマルセイユ警察に左遷させられる。イタリア製スポーツカーに乗った強盗連中の犯行が連続している中、ダイヤモンドが運ばれてくることになり、彼の腕の鳴るところだが、800馬力の車を駆る犯人を追うべき車がない。同僚の紹介により、かつて活躍した特製タクシーを手に入れる為に、その相続人であるタクシー運転手マリク・ベンタラに接近、結局この情ない男を相棒としてレーサー出身のマフィアを相手に奮闘する。

というお話は辛うじてお話になっているし、カー・アクションも抜群ではないにしても一通り見られる。実際にはカー・アクションよりランボルギーニそのものを見るのが楽しい。

しかし、喜劇としての在り方に問題があるのである。かつてフランスにはルイ・ド・フュネスという喜劇人がいて、この映画の署長のようなズッコケを披露していたが、署長プラスαに留めれば良いものを、主人公以外は全員おバカというのでは甚だうんざりさせられる。
 それに加えて、汚物系の笑いが幾つかある。おバカや下品を笑いのネタとするのは昔から程度の低い事とされていて、僕もその考えに從うしかない。脚本に名を連ねているリュック・ベッソンは名義貸しであろう。

主演・共同脚本・監督を兼ねているガスタンビンドゥは丸坊主。「トランスポーター」以降凄腕ドライバーは毛が無いことに相場が決まったようだ。多分、日本語の怪我ないという洒落に乗じたものだろう・・・嘘だけど。

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