映画評「ボス・ベイビー」

☆☆★(5点/10点満点中)
2017年アメリカ映画 監督トム・マクグラス
ネタバレあり

ドリームワーク製のアニメ。

7歳の少年ティム(声:マイルズ・バクシ)は、新しいタイプの犬を売り出しにかかっている企業に勤める両親の愛情をいっぱいに受けているが、ある日、生まれたばかりの弟に愛情を奪われる。それでは寂しいと弟を探ると、秘密電話をかけ部下である赤ん坊と会議をする“赤ん坊会社”の管理職ボス・ベイビー(声:アレック・ボールドウィン)であることに気付き、何とか排除しようとすると、両親に自宅軟禁され弟と仲良くするよう強要される。
 そこで彼は方向転換、人の愛情を犬に奪われている現状を改善する目的で彼の家に着任し、その目的を果たせば即“赤ん坊会社”に帰るボス・ベイビーと協定を結び、赤ん坊のままでいる犬を売ろうとしている会社に対して一計を案ずる。が、その会社のボスはそうはさせじと、部下である少年の両親を人質に逆襲を仕掛けてくる。

外見が赤ん坊で中身は大人というアイデアは新しいようだが、魂交換もののヴァリエーションで、何ということはない。しかし、普通の赤ん坊と年を取らず中身は大人の赤ん坊に分かたれて家に送り込まれるという発想に、絵本が原作(マーラ・フレイジー)であるだけに子供向けらしい素直な楽しさがある。

大人の立場で解釈すると、赤ん坊の誕生の寓意と、愛情に関わる問題への風刺がハイブリッドになっているように感じられる。それは良いが、愛情の量は決まっているものではないという常識的な結論(?)を持ってきた結果、素直な感覚が失われて鼻白んでくる。騒ぐほどの問題でもないですがね。

30年前の実写映画「ベイビー・トーク」より品が良いですよ。

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