映画評「ザ・リング/リバース」

☆☆(4点/10点満点中)
2017年アメリカ映画 監督F・ハビエル・グティエレス
ネタバレあり

今さらジロー、もう少し難しい言葉で言えば“証文の出し遅れ”で余り感興も湧かないけれど、日本発ホラー映画のアメリカ版第3弾ということで、これまで通りお付き合いすることにした。

基本的には日本版と同じで、貞子に相当するサマラという少女の霊体が自分の怨念晴らしに無関係の人々をビデオによって巻き込んでいくお話。

妙齢美人マチルダ・ルッツは、恋人の学生アレックス・ローが、古いソニー製ビデオを手に入れた大学教授ジョニー・ガレックの実験で、見た人を一週間後に死なしめる呪いのテープを見たことを知り、彼がパソコンに取り込んだ映像を見ることで彼の呪いを解く。その代わり自分が呪われた為、呪いを解く複製ビデオをパソコン上に作ろうとするが果たせず、謎の解明の為に彼女は自分のスマホに現れる情報などを基に寒村へ向かい、少女の遺体が移送された墓を見た後、盲目の中年男ヴィンセント・ドノフリオから少女に関係する司祭の話を聞き出す。

男が言う“司祭”が本人であることは国語の力があると解るレベルで、マチルダ嬢が本人から示されるまで気づかずにいるのは迂闊にすぎて興覚めする。それはともかく、相当怖かった我が邦の「リング」に比べるとまるで怖くないのがホラー映画として戴けない。怖くないのはアメリカ式に理詰めすぎるからである。
 その反面、幽霊に行動心理学を適用するのは無粋なのかもしれないが、サマラが自分の怨念を晴らすために協力者を探していたという真相に照らすと、その協力者になる可能性のある者を一週間という期限で次々と殺すというのは理屈に合わない気がする。

WOWOWでホラー映画は年間相当数観られる。しかし、密室系やPOVものが“猫も杓子も”状態で多く、全く食指が動かない。何でも観た若い頃と違って、体力と時間に限界があってもう無理。

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