プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画評「ミックス。」

<<   作成日時 : 2018/08/24 09:04   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

☆☆★(5点/10点満点中)
2017年日本映画 監督・石川淳一
ネタバレあり

アイドル系の役者が主演する青春映画は何を見ても似たり寄ったりなので食指が動かないが、スポーツがテーマであれば積極的に見ておきたい。恐らくここ半世紀で現在日本が最強時代を迎えている卓球がテーマである。

母親のスパルタが嫌でその死を以ってリタイアした元有望選手のOL新垣結衣が、自社の卓球部に入って来たトップ選手・瀬戸康史に見初められて付き合い始めるが、遅れて入って来た女子選手の永野芽郁に横取りされ、そのショックで故郷に戻る。悪友・広末涼子に押され、父親・小日向文世が経営する卓球クラブに注力することで心の空白を埋めようとすると、いちゃいちゃしている瀬戸・永野ペアをやっつけたい気持ちが湧き、そこへ加わって来た訳あり青年・瑛太とミックス(男女混合ペア)を組むも、勿論悪戦苦闘することになる。

出場するだけなら誰でもできるオープン形式(かつ混合は参加選手が少ない)とは言っても、勝つのはおろか、多少練習をしただけの素人とのペアで点が取れるほど卓球は甘くないから、荒唐無稽の感が強い。その辺りは一応織り込んでいて最初の年に関して怪我により一回戦でリタイアにしたのは賢い一方、途中で交えて来る恋愛感情については、(それを入れて来ること自体は悪くないものの)展開ぶりが些か型通りで面白味が薄い。しかし、余り小難しく考えなければ退屈しない程度に要領よく作られていると思われる。

その小難しいことを言えば、卓球クラブのメンバーの群像劇にしたのが展開にどうも落ち着かない感じを与え、結果的にも、遠藤憲一と田中美佐子の中年夫婦ペアに子供を巡る悲劇があるらしいのに詳細が全く解らないという初歩的な問題を生んでしまう。有望な卓球少年だった息子に死なれたのだろうと想像するしかないのでは弱い。
 こういうちょっとした群像劇形式にしないと2時間の尺が稼げないということだったのだろうが、90分台にしてヒロインに集中するという英断があっても良かっただろう。

個人的には草野球と同じくらいやった卓球だから、役者たちのフォームが気になった。アップでは良くないところがあるが、ミディアムからロングでは様になっているように見えた。実際には素振りだけやってピンポン玉は後から(ぼかした感じでそう見えないものの)CGで加えたような感じがする。

水谷隼人、石川佳純、伊藤美誠らの現役選手が出演しているのもお楽しみ。伊藤美誠だけすぐに気づいた。

今回のアジア大会に日本の卓球トップ選手は参加せず、ツアーに回る。こちらのポイントに五輪の出場権がかかっているからだ。多分中国も同じだろう。体操も同様だが、トップ選手が出ずにアジア大会と言われてもねえ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ミックス。
28歳の元“天才卓球少女”多満子は、会社の卓球部のエース江島に告白されるが、新入社員の美人卓球選手・愛莉に江島を寝取られてしまう。 田舎に戻った多満子は、実家の卓球クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決意する。 多満子とペアを組むのは、ワケあり新入部員の萩原だった…。 ラブ・コメディ。 ...続きを見る
象のロケット
2018/08/24 19:27
「ミックス。」
期待していなかったのに、すごく面白かった!人気若手女優・男優を据えたスポ根ドタバタコメディ。との認識で鑑賞して、まあ確かにそれで間違いはないのだけれど、それにしてはグダグダに泣いてしまったなぁ!年齢と共に涙腺が緩んできているのは否めないが、それにしても、だ。本気で良かった。どこがどうとか言えないんだけど(逆に言うと野暮になるんだけど)、細かい所も含めて全て。もしかして私の今年の邦画No.1かも。キャストも微に入り細に入り驚くべき豪華さ。卓球オリンピックメダリストの水谷選手と伊藤美誠選手まで出てく... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2018/08/27 12:55

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画評「ミックス。」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる