映画評「ターザン」(1918年)

☆☆(4点/10点満点中)
1918年アメリカ映画 監督スコット・シドニー
ネタバレあり

丁度100年前に作られたターザン映画第一作である。1990年代にNHK-BSで放映された時初めて観、今回はその時保存したビデオ映像にて再鑑賞する。IMDbによると73分というのが公式の上映時間だが、僕が観たのは45分、澤登翠による弁士付き版である。サイレント映画の上映時間は当てにならないので、非完全版なのか定かではない。

お話はエドガー・ライス・バローズの原作小説に比較的近く、英国政府の命令でグレイストーク卿ことジョン・クレイトン(トルー・ボードマン)は愛妻アリスを連れて西アフリカに旅立つが、一部船員の反乱に遭って海岸に取り残される。二人に親身だったビンズ(ジョージ・B・フレンチ)という船員は、後年二人の死を知って悲しむと同時に、どうも子供が生まれていることに気付く。やがて発見された少年はターザンと呼ばれ、ビンズから言葉の読み書きなどを教わる。帰国したビンズがターザンの存在を知らせ、それを確認する為に父親の甥とその婚約者ジェーン(エニッド・マーキー)、学者たちの一行が現地を訪れる。原住民との争いを成長したターザン(エルモ・リンカーン)が知恵を絞って解決、叔父の遺産だけが目当ての婚約者を嫌うジェーンと結ばれる。

物語が物凄いスピードで展開するので、含みも何もあったものではない。現在見ると誠に他愛ないのは言うまでもないが、サイレント中期の当時としてもそう褒められない出来だったのではないか?

しかし、何と言っても僕が気に入らないのは、ターザンを演じたエルモ・リンカーンだ。固太りで、後年のジョニー・ワイズミュラーのように颯爽とした印象が極めて薄いのである。

長編では本ブログ史上最も古い作品ですな。

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