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zoom RSS 映画評「聖杯たちの騎士」

<<   作成日時 : 2018/07/17 09:04   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督テレンス・マリック
ネタバレあり

ツリー・オブ・ライフ」(2011年)まで40年弱でたった5本しか長編作品を作っていなかった寡作の作家テレンス・マリックは、2010年代に入って何故か急激に活動的になっている。しかし、それに比例するように、どんどん難解になっているのは気に入らない。
 2010年代に入って3本目となる本作は、「ツリー・オブ・ライフ」と作り方は似たようなものだが、映像詩という形においてお話が分散している中にも求心力があって何となく解ったような気にさせるところがあった同作に比べると、分散が分散したまま終わった印象である。

成功を手中にした脚本家クリスチャン・ベールは、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンなど6人の女性たちと愛の遍歴を続けると同時に、弟の自殺により崩壊しつつある父親ブライアン・ドネヒーや下の弟との関係を修正しようと動く。関係する女性たちがそのヒントを与えてくれると信じ、新たな一歩を踏み出していく。

といった物語らしいが、一番解りやすいのは家族崩壊の部分。後は享楽的な人生のスケッチで、ここにお話らしいお話は殆どない。甚だ解りにくい作り方なので、トータルとしては一人合点と一蹴したくなる。

ただ、撮影監督エマニュエル・ルベツキとのコンビで見せる画面は圧巻で、やはり大きなスクリーンで観た方が良い作品と言うべし。気に入らないのは、「バードマン」などで3年連続でオスカー受賞のルベツキと紹介されていること。ルベツキに現在の地位をもたらしたのは恐らくマリックと組んで神の視点を感じさせる広大なイメージを確立したことであり、マリックなしに3年連続のオスカー受賞もなかったのではないかと思うのである。

物に“たち”を付けるのはファッション業界的な表現じゃね。

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