映画評「踊るアイラブユー♪」

☆☆★(5点/10点満点中)
2014年イギリス=アメリカ=イタリア合作映画 監督マックス・ギーワ、ダニア・パスクィーニ
ネタバレあり

近年英国発のミュージカルが目立つ。最近英国でミュージカルが俄かに人気が出たのか、元来作られていたが日本に輸入されなかっただけなのかは解らない。
 見落としかけたが、80年代のポップスで構成されていると聞いて慌てて録画した。

3年前の大学時代に訪れた南イタリアを再訪したハンナ・アータートン(ジェマ・アータートンの妹)は、苦い恋愛遍歴の末に遂に姉アナベラ・スコーリーが結婚すると聞き驚くが、その相手が3年前に離別したイタリア人の元恋人ジュリオ・ベルーチだったので二度びっくり。しかし、姉がやっと掴んだ幸福を慮って彼女は初対面のふりをして祝福する一方で、アナベラの方にも元恋人グレッグ・ワイズが現れたため、【やけぼっくいには火が付きやすい】二重奏が始まることになる。

他愛ないお話自体は、ミュージカルであればこんなもんだろうで済ますことができるが、マドンナの「ホリデイ」以下確かにお馴染みのポップス満載も余り嬉しくなれない。編曲も歌唱も平凡に過ぎる。既成曲に頼って楽をしているのに、余った力が他の部分にまで回らないどころかそれが足を引っ張っている。

姉役アナベラ・スコーリーは、ハンナ・アータートンは似ていないので、本当の姉さんジェマ・アータートンと使えばよかったのにと思う。歌に問題があったのですかな。似ていると解りにくいという問題がありますがね。

80年代ポップスという扱いなので、「ヴィーナス」はバナナラマ版を前提にしているのだろうが、僕らの世代にはオランダのソフト・ロック・バンド、ショッキング・ブルーのオリジナル曲としてお馴染み。彼らの「悲しき鉄道員」は日本では爆発的にヒットし、我が家もシングルを買った。
 その他、原題にもなっているカトリーナ&ザ・ウェイヴズ「ウォーキング・オン・サンシャイン」、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「パワー・オブ・ラブ」、ホイットニー・ヒューストン「恋の手さぐり」、ヒューマン・リーグ「愛の残り火」、ワム「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」、ロクセット「イット・マスト・ハヴ・ビーン・ラヴ」、ジョージ・マイケル「フェイス」、シンディ・ローパー「ハイスクールはダンステリア」など。

1930年代のレヴュー映画のようなタイトル。「踊るブロードウェイ」とかね。

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2016年06月19日 16:49
懐かしい曲が次々と出てきてよかったですね。
オカピー
2016年06月19日 19:59
ねこのひげさん、こんにちは。

もう少し編曲が面白くて、歌唱に魅力があると、さらに良かったのですけどね。

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