映画評「男たちの挽歌II」

☆☆★(5点/10点満点中)
1987年香港映画 監督ジョン・ウー
ネタバレあり

こちらが今回の眼目である続編で、監督も引き続きジョン・ウー。

刑事をしている弟レスリー・チャンの為に改心した贋札製造団の元幹部ティ・ロンが、弟が捜査している組織の摘発に協力する為に内部に潜入する一方、これまた今や改心して造船所を堅実に経営しているディーン・シェクをニューヨークへ逃亡させ、前作で倒れた仲間の双子の弟チョウ・ユンファに匿って貰う。
 一味に襲撃されたシェクは恐怖で神経衰弱になってしまうが、ユンファが甲斐甲斐しく面倒を見て遂に立ち直らせ、一味に立ち向かうべく一緒に香港に戻る。ティは組織に信用して貰う為に弟を撃って最終的に死なせてしまい、チョウとシェクと共に一味を襲撃する。

前作と比べると人物の出入りがごちゃごちゃして解りにくいところがあり、展開もまだるっこいが、無尽蔵であるかのように弾丸が発射されるアクション・シーンは前作にまして大迫力。シェクの変わりぶりは些か極端すぎる。

当時、ジャッキー・チェンやユンファのアクションを観て、ちまちましたアクション映画しか作れない邦画は随分香港映画から離されてしまったなあと嘆息、ドラマの洗練度だけが僅かに勝っているのが救いと思ったものである。
 その後CGが本格的に導入され、邦画にはTV局が絡むようになり、必ずしも良い方向とは言えないが、映画界は大きく変わっていく。

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この記事へのコメント

2012年01月21日 14:55
こちらは、粗いですよね。そしてたしかに、だるい・・・。
それと双子って・・・・。まあ、鑑賞者としてはユンファの登場は素直に嬉しかったですけど。

でも、まあガンアクションは素直に楽しめました。ティ・ロンの剣もみれましたし。

このシリーズのおかげで、当時ジャッキー以外の香港作品をけっこう鑑賞しました。それまでは、リーとジャッキー作品しか鑑賞したことがなかったですから。
オカピー
2012年01月21日 19:54
イエローストーンさん、こちらにもようこそ。

アクション度は増しましたが、人物の相関が前作に比べるとなっていない感じで、余り感心しなかったですねえ。

確かに、この辺りからジャッキー・チェン以外のアクションや一般ドラマも輸入され、香港映画もぐっと洗練されてきて、日本映画はうかうかできない(アクションはとうに追い越されていました)と思ったものです。

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