喪中映画評「ボーダー」

☆☆★(5点/10点満点中)
2007年アメリカ映画 監督ジョン・アヴネット
ネタバレあり

現在喪中であります。喪失感以上に罪悪感に苦しめられております。為に理解もままならない状態で鑑賞したり、頭が整理できないまま書いたものは“喪中映画評”というタイトルとし、他の映画評とは区別することに致しました。そんな状態で映画評などと称するのも甚だ失礼とは存じますが、悪しからず。なるべく早く自分である程度納得できるものが書けるように努めます。

ロバート・デニーロとアル・パチーノという「ゴッドファーザー」親子が「ヒート」以来の再共演を果たしたことが話題となるサスペンスである。

デニーロとパチーノは20年以上コンビを組んで来た刑事という設定で、いきなりデニーロがビデオ録画された映像の中で連続殺人を告発し、それを見ていた同僚刑事ジョン・レグイザモが「異常者だ」と言葉を放つ。
 結果から言えばこれは観客をミスリードする為のトリックだが、最終的にデニーロがその場にいたことを考えるとレグイザモの発言は些か腑に落ちない、というか余りにあざとく気に入らない。

連続で殺される連中は二人が逮捕されたにも拘らず無罪放免された極悪人ばかりで、恋人の娘を殺されたのを怨みに持つデニーロが復讐的かつ自警団的に実行したもの、と映画は観客をミスリードした挙句、彼の告白に基づいて展開する殺人場面は彼の主観ではなく実は告白を聞く者の主観だった、ということが徐々に判っていく構成。即ち真犯人は別にいるというわけだが、それが誰かは言わずもがな、でありましょう。
 その展開において意外と重要な役目を負って登場するのがデニーロと懇ろになっている女性捜査官カーラ・グギーノ。

本作は僕のいうところの話術映画であるが、話法上のトリックを別にすると真犯人の設定やら何やら基本は定石通りで、大スター共演の作品としては些かお話の腰が弱い。

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この記事へのコメント

GHM
2011年04月27日 22:49
初めまして、GHMと申します。

このたび私の手違いにより

「ブログ気持玉」を2回連続で
 
送ってしまいました。
 
 本当に申し訳ありません。
オカピー
2011年04月28日 07:23
GHMさん、初めまして。

色々なタイプの作品をご覧になっていますね。嬉しくなりました。
現在落ち込んでいて余り大した記事が書けないのですが、「面白い」は僕の記事に捧げられたものでしょうか? ならば何度でも嬉しいです。時々映画自体が面白いと「面白い」を押す人もいらっしゃるようなので。

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