ふる~い名盤CD輸入盤聴きまくりの記【2011年1月下旬号】

 昨年映画「キャデラック・レコード」を観て焼けぼっくいに火が付き、「パイレーツ・ロック」で物凄い勢いになった僕の音楽(洋楽)熱。Amazonを通して海外業者から直に輸入盤を買うと、輸送費を入れて平均1000円でかつて買いたかったのに手に入れられなかったアナログ時代の名盤がCDで買えることが解り、リスト化していったらあっという間に500枚程になってしまいました。一枚持っていれば良いだろうというアーティストも中には含まれるので実際にはもう少し絞れますが、とにかく安いうちに買っておこうと昨年10月くらいからぼちぼち買い始めました。

 カバーするのは大体英米ロックを中心にした洋楽ポピュラーですが、ロックというのは実に幅と奥行きのあるジャンルでして、徹底しないと気が済まない僕ですから時代もジャンルも相当幅広く聴く羽目に陥っております(笑)。とりあえず1982年くらいまでのCDを輸入盤中心に買って簡単に紹介しておこうと毎月2回くらい記事に出来れば良いと思って徒然なるままに筆を取る次第(笑)。
 安くあげる為にボックスでの購入も多いので、暫く同じアーティストが続くことがありますが、悪しからず。

 内容評価については、音楽の素養もないことではあるし、映画と違って完全に主観的に、嗜好に合わせて好き勝手にやるつもりです。映画と同じく☆2点★1点として表記します。
 ビートルズ、ドアーズ、ピンク・フロイド(70年代)がご贔屓。その他のアーティストで言えば、アル・スチュワートの「イヤー・オブ・ザ・キャット」やビリー・ジョエルの「ストレンジャー」辺りが満点(☆☆☆☆☆)という感じでしょうか。つまり、一緒に歌いたくなるもの、或いは自分で歌って気持ちの良いもの即ちメロディーの良いもの若しくは印象的なものが高評価になるはずです。勿論例外も多々あると思います。

 音質評価もしておりますが、最近リマスターされたものの中には相当音質が良いものがあり、古いからと全く侮れない。そういう事情もあるので一応いつ発売されたどの盤であるかも明記しております。使用しているマシーンは高級オーディオと言える部類に属し、ボリュームの付いたパワー・アンプに直にCDプレーヤーをつないで3ウェイの大型スピーカーを通して聴いた上での評価です。
 因みに、1980年代の録音であれば8点、70年代であれば7点、60年代であれば6点、50年代後半であれば5点、40年代から50年代前半であれば4点、それ以前であれば3点が望ましい点数であります。物理的特性には拘りません。周波数的にナロー・レンジでも生々しく聞こえる方が高い評価になるでしょう。

 前口上が長くなりました。そろそろ参りましょう。


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..Third Annual Pipe Dream / ATLANTA RHYTHM SECTION
1974年発表(2009年英国Beat Goes On盤)
内容評価☆☆☆☆音質評価7点
70年代サザン・ロックの代表的バンドだったアトランタ・リズム・セクションの2NDアルバム。殆ど初めて聴くに等しかったものの、ストレートで聴きやすい。

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..A Rock and Roll Alternative / ATLANTA RHYTHM SECTION
1976年発表(2009年英国Beat Goes On盤)
内容評価☆☆☆☆音質評価7点
引き続きアトランタ・リズム・セクションの5THアルバム。シングルにもなったらしい"So Into You"は名曲。

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..AWB / AVERAGE WHITE BAND
1974年発表(1995年Rhino盤)
内容評価☆☆☆★音質評価7点
アヴェレージ・ホワイト・バンドはその名が示す通りスコットランド出身の白人ファンク・バンド。日本ではヒット曲があるワイルド・チェリーの方が有名かもしれませんが、こちらのほうが本物。
 但し、音質面で些か気に入らない部分あり。低音は量感たっぷりですが抜けが悪い為にベースの歯切れが悪く、音楽的にちょっとマイナスの印象があるのです。

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..The 50th Anniversary Collection / JIM CROCE
1992年発表(1992年米国Saja Recordsオリジナル盤)/録音期間1966~1973年
内容評価☆☆☆☆音質評価6.5~8点
僕が中学生だった1973年に日本でも人気が出、これから飛躍しようとした時30歳で飛行機事故死したシンガー・ソングライター、ジム・クロウチの編集アルバムで、ベストというよりは主だった49曲を収めたお買い得盤。
 ベストにしようかと迷った末、残された楽曲がそれ程多くないクロウチですのでこちらでほぼカバーできると思い、選択しました。「リロイ・ブラウンは悪い奴」Bad, Bad Leroy Brown「アイ・ガット・ア・ネーム」I Got a Name「タイム・イン・ア・ボトル」Time in a Bottleは時折聴きたくなる名曲。音質も良好。

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..Rough Mix / PETE TOWNSHEND & RONNIE LANE
1977年発表(2006年米国Hip-O Records盤)
内容評価☆☆☆★音質評価8点
ザ・フーのピート・タウンシェンドがスモール・フェイシスの元ベーシストのロニー・レインと組んで作ったソロ・アルバム。ギターを破壊するタウンシェンドや、フーの最高傑作「フーズ・ネクスト」のハードなイメージを覆す、カントリー・ロックやフォーク・ロックのような緩やかなサウンドになっておるので、ハードさを期待してはいけないのであります。音質はこの時代のものとしては上等。

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..Squeezing Out Sparks / GRAHAM PARKER & RUMOUR
1979年発表(1996年米国Arista盤)
内容評価☆☆☆☆音質評価7.5点
グレアム・パーカーは1970年代から現在までコンスタントに活躍している英国のロックンローラ―。メロディーは三回も聴けば大体頭に残って口ずさめる感じです。ストレートなロックンロール中心ですが、ハイライトと言うべき"You Can't Be Too Strong"は名バラードにして名唱。

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..Let's Get It On / MARVIN GAYE
1973年発表(2003年Motown盤)
内容評価☆☆☆☆音質評価7.5点
誠に悲劇的なことに実の父親に射殺されてしまった天才ソウル・シンガー・ソングライター、マーヴィン・ゲイの名盤。音楽的には前の「ホワッツ・ゴーイング・オン」What's Going Onを踏襲しながら内容は男女間のお色気若しくはエロ気に特化、純情な僕なんか顔を赤くせずには聞けません、なんちゃってね。

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..Lola vs. the Powerman & the Money-Go-Round Pt. 1 / THE KINKS
1970年発表(1990年米国Reprise盤)
内容評価☆☆☆★音質評価7点
メロディーはなかなか印象深いのに今のところどうもピンと来ないといったところ。初期の強烈なギター・リフのイメージが強いキンクスにつき、段階を踏まずにいきなりこういうコンセプト・アルバムを聴くのはダメなのかもしれません。デビュー・アルバムから聴き込んで勉強し直しますので宜しくお願い致します<(_ _)>

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..Pickin' Up the Pieces / POCO
1969年発表(2008年Sony BMG Europe盤)
内容評価☆☆☆☆音質評価7点
カントリー・ロックという地味な分野なので日本での知名度は今一つかもしれないポコのデビュー・アルバム。ジム・メッシーナはこの時代にはまだ在籍、イーグルスのメンバーになるランディ・マイズナーは本作製作中に離反した模様。正に軽快なカントリー調で、リッチー・フューレイの癖のある甲高い声に抵抗がなければ間違いなく楽しめる出来映えです。

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..Poco / POCO
1970年発表(2008年Sony BMG Europe盤)
内容評価☆☆☆★音質評価7.5点
ポコの二作目は日本のファンの間では評価が高いですが、18分も延々と続く曲があるなどアート・ロックに影響されたようなところがあり、僕は余り好きません。“長いが故に貴からず”です。メロディーラインは前作同様親しめます。
 音質については、量感のある低音の伸びが見事で、デビュー作より向上。

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..Fifth Album / JUDY COLLINS
1965年発表(2009年Warner Music盤)
内容評価☆☆☆☆音質評価6点
一般的にフォーク・シンガーとして把握されることが多いジュディ・コリンズですが、この5作目くらいからローリング・ストーン誌の言う“アート・シンガー”としての活躍が目立ち出します。尤もこの作品自体は依然ギター中心のアコースティックなサウンドで、過渡期と言うべき仕上がりになっています。ボブ・ディランの有名な「ミスター・タンブリン・マン」Mr. Tambourine Man、トラディショナル(伝承音楽)のSo Early, Early in the Springなどを収録。

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..In My Life / JUDY COLLINS
1966年発表(2009年Warner Music盤)
内容評価☆☆☆音質評価5.5点
ジュディ・コリンズの6作目は音楽サイト"allmusic"の評価は大変良いものの、戦前のミュージカル「三文オペラ」の楽曲「海賊ジェニー」Pirate Jennyや「マラー/サド」Marat/Sadeというミュージカル・ナンバー二曲が盛り込まれていてミーハーの僕にはピンと来ません。アート・アルバムである所以ですが、最後のビートルズのカバー「イン・マイ・ライフ」In My Lifeにはホッとさせられますなあ。
 それからジュディ自身の声質にも問題があるのですが、声が歪んで聞こえる為に音質評価が低めになっています。

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この記事へのコメント

2011年02月02日 00:37
Kinksと言えば、やはり初期ですよ!
・・・なんて言いながら、私もモッズ入門生ですので、そんなにエラソウに言えるほど詳しくないのですが 笑

>1982年くらいまでのCDを輸入盤中心に買って

私は洋楽デビューが逆に82年、83年くらいの子供時代なんですよ!
なので、それ以前の洋楽は詳しくないので、では、今後は映画レビューと合わせて、こちらの音楽レビューも楽しみにさせて頂きます。

あ、ちなみにピンク・フロイド論は私も負けません 笑
オカピー
2011年02月02日 01:27
RAYさん、こんばんは。

RAYさんならコメントしてくれると期待して記しました。どうもサンクスです。<(_ _)>
RAYさんのお好きな英国のアーティストは既に持っているのが多いので、比較すると少なめになりますが、悪しからず。

>Kinks
60年代後半に評価の高いアルバムが3作あって、先にそちらを買っておきたいのですが、ダメですか?(笑)

>モッズ
フーのデビュー・アルバムは、アメリカ盤が安く、内容が少し違う英国盤は何故か高い日本製でしか売られていない。英国のバンドはやはり英国盤にしないとダメだろうと心の中で葛藤しちょります^^;

>音楽レビュー
レビューなんてほどのものではないですが、採点しちゃっているので、やはりレビューか(笑)

>82年、83年くらい
上手い具合に線が引かれましたね。
それ以降はRAYさんに教えを請うて良さそうなのがあれば買いますよ^^)v

>ピンク・フロイド
断然「狂気」派につき「炎~あなたがここにいてほしい」はアナログ盤だけで良いと思っていましたが、急にCDを買いたいような気持ちも出てきました。音質が良くなっていると良いなあ。

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