映画評「ディセント2」

☆☆★(5点/10点満点中)
2009年イギリス映画 監督ジョン・ハリス
ネタバレあり

英国製恐怖映画の続編だが、正編は観ていない。

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正編において女性ばかりの探検グループが洞窟内で行方不明になる事件が発生した直後から本編が始まり、保安官ギャバリン・オハーヒリーがグループのうちただ一人帰還したものの記憶を失っているシャウナ・マクドナルドと、クリステン・カミングズ、ダグラス・ホッジら捜索隊の男女四名を引き連れてその洞窟に入る。ところが、やがて正体不明の人間型人食い生物に襲撃され始め、次々と人数が減って行く。

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ルーマニアの洞窟で吸血鬼の親族と思しき怪物に襲われる「地獄の変異」に似たお話だが、もっと密室的で気分的には「エイリアン」のヴァリエーションと言っても良いくらい。
 宇宙生物ほどは神出鬼没ではなく、地下に暮している為に怪物は盲目であるという設定を軸に展開しているのが特徴。携帯電話によりピンチに陥る一幕などはその設定が生かされたサスペンスの一幕だが、そこにプラスして音を利用した陽動作戦的アイデアがなかったのは大いに不満。

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序盤からでかい音を出して吃驚させるこけおどし的なショックが圧倒的に多く、作者の知恵が必要とされるサスペンスが殆ど無いことにもがっかりさせられた。そのバランスが逆になってくれないと“映画”にならない。

開巻直後と幕切れに出て来るヤンキーズ(?)の帽子を被った老人の行動が首尾一貫していない(と思われる)為に最後の一幕は意味不明と言うべし。解説すると完全ネタばれになってしまうので、ご覧になった方は各自考えて下さい。

文句の割に☆が多いのは緊迫度がそれなりに高く、僕がお人好しだからなのであ~る。

次はアセントにしましょうね。

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  • 『ディセント2』

    Excerpt: (原題:The Descent Part 2) ----これって、あの洞窟に入ったら 死よりも怖い絶望的な恐怖を味わったという 『ディセント』の続編ってことだよね。 てっきり、あの女性たちはみんな.. Weblog: ラムの大通り racked: 2010-08-31 22:25
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    Excerpt: ディセント2 The Descent: Part 2 (2009年) 監督:ジョン・ハリス 出演:ショーナ・マクドナルド、クリステン・カミングス、ギャヴァン・オハーリヒー、ナタリー・メンドーサ 地下洞.. Weblog: Movies 1-800 racked: 2010-09-25 21:16