映画評「アンダーワールド ビギンズ」

★(1点/10点満点中)
2008年アメリカ映画 監督パトリック・タトポロス
ネタバレあり

映画は寧ろ娯楽的であったほうが良い。内容に甘んじず表現に工夫を凝らす為に、映画芸術の意味でより芸術的になりうるからである。実際にそうなっていない映画が多いのは別においておく。

しかし、僕のいう娯楽はエンターテインメントであって、レジャーではない。どんな形でも良いから人間を観客に感じさせれなければ映画でないが、これまでどんなジャンル映画もB級映画もプログラム・ピクチャーも十分にその責務を果たしてきた。「ジョーズ」しかり、「スピード」しかり。「ジュラシック・パーク」などはアトラクションと言われることが多いものの、「ジョーズ」「スピード」同様人間の恐怖心により支えられている。「A・I」のように主人公が人間でなくても人間を描き、感じさせることはできる。

ところが、近年真面目に“映画”を見ようとする観客を愚弄する怪しからんアトラクション未満の映像作品がぼちぼち登場するようになった。
 マイケル・ベイの「アイランド」や「アンダーワールド」シリーズがそれだが、「アンダーワールド:エボリュ―ション」の映画評で大体のところは書いておいたからくどくは申さない。

「アンダーワールド」シリーズに関して一言で言えば、ヴァンパイア族と狼男族が闘おうが逃げようが、真面目な映画好きにはどうでも良いことである。ジキル博士の出て来ないハイド氏にもはや何の意味があろうか。

従って、本作のテーマである、同じ先祖を持つヴァンパイア族と狼男族(本シリーズでは自由に変身できるライカンという新種族である)が闘うようになった理由など前2作以上にどうでもよろしい。そこへ持ってきて、吸血鬼族と狼男族なので仕方がないが、暗いところばかりで戦っていて絵的につまらないこと甚だしい。

CGの出来映えは中の上くらいだ(暗いからよく解らないという説もある)が、映画はCGの品評会ではない。本体と分けてCGの出来を評価したところで何にもならない。

これが昨日の答えだよん。

この記事へのコメント

2010年03月23日 03:52
TBありがとうございました。
本シリーズは大ファンだったので、
ケイト・ベッキンセールが再度、出演…と思い
喜んだのですが、バンパイヤとライカンの対立のきっかけの
お話とは…最初はショックでしたが、
1作目につながる内容に、再度1,2作目を鑑賞すると
感情移入できそうです。
セリーンがラストにちらっと登場していましたね。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
オカピー
2010年03月24日 00:56
シムウナさん、こんばんは。

僕はこのシリーズに関してはアンチなんですよ。

>ケイト・ベッキンセール
ローナ・ミトラなる女優は似ていましたね。

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