映画評「空軍大戦略」

☆☆★(5点/10点満点中)
1969年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン
ネタバレあり

引き続き戦争映画。
 昨日の「バルジ大作戦」が第2次大戦末期におけるドイツ軍の巻き返し作戦なら、こちらは大戦初期まだ勢いに乗っているドイツが仕掛けた制空権争いを描いている。

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600余機の戦闘機しか保有していない英軍に対して2500機を保有しているドイツ軍が攻勢に出るが、勢い余った部隊がロンドン空襲を行った結果英軍が反撃してベルリン空襲、これに怒ったヒトラーが再びロンドンを集中的に空襲させたことが皮肉にも英軍の望む大編隊部隊による効率的な迎撃を可能ならしめ、形勢が逆転する。

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史実に忠実に映像化されているが、空中戦を横並びに連ねているだけで具体的な作戦の面白さが出てこないのが戦争映画として大いに問題。さらに色々な軍人が入り混じる群像劇風な展開の為に場面がぶつ切り的になっている上に、ガイ・ハミルトンの捌きが素気なさすぎて大味でつまらず、迫力満点の戦闘場面の量だけでは、軍事マニアにはいざ知らず、映画ファンの僕にとって物足りないと言わざるを得ない。
 但し、「バルジ大作戦」と違ってドイツ側にはきちんとドイツ人俳優を起用しドイツ語で通したのは有難い。

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英国勢に加え、米独からも加えた顔ぶれは全く豪華。参考までに、ずらっと並べてみる。ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン、ラルフ・リチャードスン、ハリー・アンドリューズ、トレヴァー・ハワード、ケネス・モア、イアン・マクシェーン、クルト・ユルゲンス、ナイジェル・パトリック、クリストファー・プラマー、マイケル・レッドグレーヴ、ロバート・ショー、エドワード・フォックス、バリー・フォスター、スザンナ・ヨーク等々。

<英国万歳!>映画でした。

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