映画評「白銀に躍る」

☆☆☆(6点/10点満点中)
1961年西ドイツ映画 監督ゲザ・フォン・ツイフラ
ネタバレあり

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。


本物の(レイバック)イナバウアーが見たくて先月の「空から星が降ってくる」に続いてイナ・バウアー主演作をまた観て、辛うじて下の画像をゲット。軽めでほんの瞬時なのは荒川静香嬢のように話題になっていなかったからだろうが、正真正銘の本物ですぞ。

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因みにこちらのほうが旧作で、スタッフ・キャストは殆ど同じ、お話も似たようなもので、次の如し。
 アイスホッケーの選手にして劇場の道具係トニー・ザイラーが無名フィギュア・スケーターのイナ嬢に惚れ込んで、舞台に出るのが夢という彼女を劇団に紹介するのだが、例によってここで人違いが発生してゴタゴタする。

前作では有名人という設定なのに誰も気付かないというのが全く変だったのに比べ、本作では無名という設定ですんなり観られる。その代わりスキー場面から始まっているくせにサイラーがアイスホッケーの選手であると説明されて観客を唖然(笑)とさせるところもあるが、ショー映画なので余り細かいことをつっついても仕方がない。

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結局ザイラーはイナ嬢のスケーティングの力を利用して大々的にアイス・レビューを催し、これが終盤延々と続く。時々挟まれるサーカスのギャグみたいな催し物は余り面白くないが、それ以外は色々と工夫があり衣装も豪華で、ドイツのレビューも馬鹿に出来ぬと感心した次第。少なくとも日本のレビュー映画より数段宜しい。但し、ショットの繋ぎにおける呼吸が悪くぎくしゃくするところが少なくないのは御愛嬌と言うべし。

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ザイラーは序盤のスキー鬼ごっこに続いて、終盤列車で連れ去られていくイナ嬢を追いかける場面でスキーの妙技を見せる。

誠に他愛ないが、イナ嬢とザイラーの演技がなかなか軽快で、それなりに楽しめる。荒川嬢ではこうは行かないかもしれない。

イナバウアーの正しい切り方はどれ? A.イ・ナバウアー B.イナ・バウアー C.イナバ・ウアー D.イナバウ・アー・・・正解は本文をお読みください。

この記事へのコメント

2008年01月01日 13:00
 新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。ではまた!
オカピー
2008年01月02日 00:59
用心棒さん

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

トムさんが復帰されると良いですね。
2008年03月04日 14:33
荒川静香のイナバウアーのお陰でこの作品も日の目をみたという感じがしました。しかし…本家はとても地味なので技とも思えなかったです^^;)。でもハリウッド並みのゴージャスなアイスショーは見ごたえありましたね。音楽もなかなかいい感じなので、下手なハリウッド・ミュージカルよりも好きです。
オカピー
2008年03月04日 23:10
ぶーすかさん、こんばんは。

見どころは多いのですが、この頃のドイツ映画は恐ろしく泥臭くさくて、今回の二本を作ったツィフラなる監督のセンスも時々目をそむけたくなるほど。脚本や編集の洗練度が上がれば、ぐっと良い映画になったと思います。

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