映画評「ロンゲスト・ヤード」(2005年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中)
2005年アメリカ映画 監督ピーター・シーガル
ネタバレあり

1974年実際にフットボール・プレイヤーだったバート・レーノルズを主演にロバート・オルドリッチが作った同名映画のリメイク。

八百長疑惑で引退に追い込まれ自堕落な生活を送っていたプロ・フットボールの元選手アダム・サンドラーが刑務所へ送られ、フットボール・マニアの所長ジェームズ・クロムウェルにセミプロ看守チームの【当て馬】になる囚人チームの結成を命令される。勝ってはいけないが練習にならないほど弱ければ話にならないので、体の大きな凶悪犯を中心にメンバーを募る。

「七人の侍」よろしくメンバー・スカウト場面に長い尺を割り当てているが、練習場面を挿みながら楽しく展開している。

こうして集められたのが<憎い看守が出ている>というニンジンに釣られて参加して来る者ばかりで、最強ならぬ最凶メンバーに恐れを抱いた看守たちが巡らした策略でマネジャー的存在だったクリス・ロックが死亡、弔い合戦のつもりで闘いに挑む。が、何としても勝ちたい所長はロック殺害の罪で刑期を延長すると核となるサンドラーを脅す。
 さあ試合はどうなるでありましょうか。

先日の「がんばれ!ベアーズ/ニュー・シーズン」を見ても解るように、基本がしっかりしたお話は余程改悪しない限りリメイクと分っていても面白く見られる。
 オリジナルは映画史上でもトップクラスの面白さを持つ痛快スポーツ映画だったが、そこまでは行かないまでも面白い部類に入る。
 太った奴、2m20くらいありそうなでかい奴などメンバーの面白さが第一で、日本で人気者になったボブ・サップが台詞の大分ある役柄で出演している。

何よりレーノルズが老コーチ役で出演しているのが楽屋落ち的で楽しいが、実は所長がゴルフをしている場面でオリジナルで看守長役だったエド・ローターを発見、これにはもっと感激した。映画にも色々な楽しみがあるものだ。

試合場面で用いられる分割画面は70年代風で、オリジナルを意識した演出。必要以上にオカマを絡めて五月蝿いのが難点と言えるくらいで、総じて好調である。

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この記事へのコメント

zebra
2014年01月08日 08:17
おはようございます。オカピーさん、今ツタヤのレンタルDVDを見終わりました

アダム・サンドラーが八百長試合で 選手生命を絶たれた元フットボールの花形選手の役とは おそれいりました。

 日本でも昔 相撲の八百長試合がニュースで騒がれていましたが 八百長はあとで 大変な代償を払うことになるんですよ

 そんな 男が刑務所に入って 囚人フットボールチームを作って 看守チームと対決!バートレイノルズのオリジナルで主人公のポール役。リメイクの本作ではコーチ役。かなりいい味出した演技でしたし 日ごろ 看守たちにいびられているうっぷんをフットボールで晴らす 囚人たちの負けず嫌いのファイトには 爽快感がいっぱいです
でも・・・冒頭シーンで 金持ちの恋人のもとで毎日パーティ三昧の生活・・・僕なら できれば捨てたくないですね
オカピー
2014年01月08日 20:11
zebraさん、こんにちは。

>アダム・サンドラー
配役としては余り気に入りませんでしたが・・・

>八百長
野球でもシューレス・ジョー・ジャクソンや池永正明がひどい目に遭いました。当事者というより巻き込まれた形なので、どちらかと言えば悲劇の主人公扱いですね。

>バート・レイノルズ
今の若い人は、殆ど知らんでしょうなあ。
アイドル映画雑誌の人気投票ではともかく、あれだけ人気があったのに。
枯れた役者になっていましたね。感慨無量です。

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