本ブログの読み方(1)・・・採点について

(1)としましたが(2)以降があるかどうかは分りません。

さて、本ブログを訪れる方の中には、僕がどういう基準で採点を付けているかお知りになりたい方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明致します。

僕が映画を本格的に観始めてはや40年近い月日が流れていますが、採点付の映画評を書き始めてからでも30年になろうとしております。
 「星は主観的なものです」と書かれているブログが多いですが、ここは客観性重視のつもりです。客観性と言っても映画に絶対的な観方など存在しないわけですから、多分に主観も混じります。しかし、その映画のテーマと狙いを見定め、その目標に対する達成度を測り述べるのが映画評であり採点なのだと考えていけば、ある程度まで客観性を高めることができるはずであります。

具体的に参りましょう。

個人用には100点満点形式でやはり☆(20点)★(5点)により表しております。私淑する双葉十三郎氏の採点法に完璧に倣っております。
 従って実質上の最高点は☆☆☆☆★★(90点)=これまで三本選出=で、現在までの最低点はエロ・ビデオ映画「美乳大作戦 メスパイ」ほか一本の★★★(15点)。
 理論的には★(5点)もあるのですが、アダルトビデオを映画として真面目に採点したらこのクラスかもしれません(笑)。

分りにくいいだろうということで、HPとブログ開設に当たって20段階から10段階にしました。個人用採点から翻訳しているわけです。因みに、最低の★(1点)は、個人用では☆☆(40点)に相当します。つまり、その下に七つもランクがあるので、「美乳大作戦 メスパイ」をブログで発表する時はどうしようかなあと思っております(笑)。恐らく★(0.2点/10点満点)などと記載することになろうか、と。

さて、本ブログ採点の凡その読み方ですが、

☆☆☆☆☆(10点)・・・客観的にも主観的にも文句なし
他の方の★★★★★(5点/5点)に相当

☆☆☆☆★(9点)・・・上と同じ。僅かな好みの差くらい、最近の作品では年に一本あるかどうかという狭き門
他の方の★★★★★(5点)に相当

☆☆☆☆(8点)・・・一般的な秀作クラス。現在のベスト10クラス
他の方の★★★★★(5点)にほぼ相当

☆☆☆★(7点)・・・佳作、見ごたえあり、場合によってはベスト10入りも
他の方の★★★★(4点)にほぼ相当

☆☆☆(6点)・・・良、問題も多いが見るべき部分あり
他の方の★★★(3点)にほぼ相当

☆☆★(5点)・・・平凡
他の方の★★(2点)にほぼ相当

☆☆(4点)・・・貧弱
他の方の★(1点)若しくは★なしにほぼ相当

☆★(3点)以下・・・映画としては無残
他の人の★(1点)若しくは★なしにほぼ相当


といった具合で、僕の採点を半分にしても一般の方の5点採点法には合致しない場合が多分にありますので、ご注意ください。


4点以下、特に3点以下がいやに少ないではないかと思われるかもしれませんが、理由は二つあります。

一つは、傑作も凡作も実際にはそれほど大した差がないのではないかという疑念を常に持っていること。客観性を保つ為には、映画から受けた印象を比熱を大きくして評価しなければならないという思惑があるのです。
 Imdbの採点分布図を見ると面白い傾向があります。9点より8点と10点が多く、同時に2点より1点と3点が多い作品が大半です。これは不自然な偏差というしかありません。人間というのは中途半端な採点は付けにくく、良いと思ったら満点、悪いと思ったら最低点となりがちということがよく解ります。しかし、かくも比熱が小さいのは客観的な評価とは言えない。映画には主題や狙いがあってそれをどう掘り下げ作り上げているか見定めていくと、意外と評価というのは狭まっていくものです。

もう一つは、世界中の全ての映像作品を観た時に初めて5点と6点を頂点とした富士山のようなきれいな曲線分布になるべきだと考えていること。その観点では、明らかに劣悪な作品は避けることが多いので、どうしても4点以上になります。言い換えれば、出来栄えの悪い作品をいかにきちんと見定めるかというテーマも持っているのです。

最初に申したように客観性重視ですから、同じ採点でも印象・好感度は同一ではありません。大作で豪華な顔ぶれなのに☆☆★ならかなりガッカリしている可能性が高く、明らかにプログラム・ピクチャー的なのに☆☆★なら結構ゴキゲンだったりしますので、本文でご確認のほどを。

それから、数字ではなく☆★であるのは、こちらのほうが数学的でなく温かい印象があるから。できればカッコ内の数字も除去したいのですが初めての人が勘違いされないように残しております。

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この記事へのコメント

十瑠
2007年02月03日 18:31
>僕の採点を半分にしても一般の方と5点採点法には合致しない場合が多分にありますので・・

そうそう。若干の疑問が湧いていたんですが、8~10点が【★★★★★】に相当するというのは、改めて納得でした。
私は5段階にしましたが、それぞれに2~3段、つまり上中下があるくらいの気持ちで始めました。

>人間というのは中途半端な採点は付けにくく、良いと思ったら満点、悪いと思ったら最低点となりがちということがよく解ります。

鋭い!
で、我がブログ調べてみましたら【★★★】結構ありました。(笑)
でも、【★★★】と【★★★★】の境が微妙ですネ。
選んで観ているので、【★★】以下は少なかったです。
優一郎
2007年02月03日 19:48
こんばんは^^
プロフェッサーの評価は、どの映画を観ようかと思案した時の指針になるもので、参考にさせていただいております。
『アタック・ナンバーハーフ2』 と 『デビルマン』 の評価、非常に共感を覚えました(笑)
私は2作品とも「★なし」と、さらにシビアですが^^;

私の場合の採点は5段階で、基準は明確です。
★1つは途中で観るのを止めたいと思った作品。
★2つは一度観て、その後に見返すことのない作品。
★3つは忘れたころに見返しても良いと判断した作品。
★4つなら必ず二度以上観ています。劇場公開作なら、後にDVDでも観るといった具合。
★5つともなれば、市販のDVDを購入したりも。

私などに作品の客観評価などは無理で、それなら最初から「好き嫌い」による独断と偏見で判断していることを先に伝えた方が、はっきり言って逃げ道もございます^^;
その分、他の方の参考になるかどうかは二の次。
優一郎
2007年02月03日 19:50
(続きです)

プロフェッサーの判断基準は到底、私には真似できるものでもなく、厳格な姿勢は素晴らしいと思います。
今後も「本ブログの読み方」の採点基準を頭に入れて、プロフェッサーの評価を拝見させていただきますね。

>映画のテーマと狙いを見定め、その目標に対する達成度を測り述べる

のなら、AVはエロければエロいほど、100点に近づくのではないかと、意地悪なことを考えてしまいました(笑)
すいません、冗談ですので^^;
オカピー
2007年02月04日 02:37
十瑠さん、こんばんは。

>で、我がブログ調べてみましたら【★★★】結構ありました。(笑)
でも、【★★★】と【★★★★】の境が微妙ですネ。

そうでしょう。だから少なくとも10段階は欲しいんですよ。
★3つが一番多くなるのは妥当。丁度真ん中ですからね。意図しない限り自然な分布ではないでしょうか。他のブログでよく見かけるのですが、★4つより★5つが多いのは、出血大サービスしすぎです(笑)。

基本的には、お気軽に付けられたら良いかと思います。
私は自分に重石を付けているようなものですが、それはそれで楽しい作業ですので、このまま行きます。
オカピー
2007年02月04日 03:08
優一郎さん、こんばんは。

>私などに作品の客観評価などは無理で

実際のところ、かなりの客観評価とお見受け致しました。
逃げを作らない私は、正直、馬鹿なのでしょうが、自分を追い込むのも勉強になるでしょう。
いくら<客観>を主張しても所詮は人間のやること、相当主観も入っていますので、悪しからず。あくまで<つもり>なのです。

(続く)
オカピー
2007年02月04日 03:11
>のなら、AVはエロければエロいほど、100点に近づくのではないかと、意地悪なことを考えてしまいました(笑)

極めて正しい意見ですが、想定内(笑)。
実際、余り馬鹿げた主題や下卑た狙いには低い最高点を設定せざるを得ません。何故ならハードルを低くすれば達成度は簡単に高くできるので、実際には達成度のみで評価を下すことはできないわけです。

また、ここはあくまで映像作品を芸術的な観点から評するところ。芸術の目的が人間を描くことであり、その価値が本能に頼らず理知的な方法で人を感動・興奮させることにあると考えた時に、AVは二つとも満足しません。
仮に芸術の目的を無視したとしても理知的な方法で興奮させることができれば評価できますが、それは局部も出さずに鑑賞者を興奮させるような高度な技術を披露しない限りありえない。となるとそれは既にAVでなくなってしまうという矛盾が出てきます。
 100点満点で40点程度は進呈できるAVもあるだろうとは思いますよ。が、残念ながら40点はここでは★なんです。

AVは、ゲームやスポーツに準ずるより本能的なものと考えるべきでしょうね。
優一郎
2007年02月05日 10:30
おはようございます!
お答え、ありがとうございました<(_ _*)>
純粋に☆評価だけでなく、プロフェッサーのコメントと照らし合わせて、作品評を拝見することにいたします。

あのですね・・・大変申し上げにくいのですが・・・
プロフェッサーがご覧になって40点のAVがあったら、こっそりと教えてくださいませ!(笑)
ここに書いた時点で、「こっそり感」が希薄になっていますけど・・・^^;
オカピー
2007年02月05日 17:43
優一郎さん、こんばんは。

どこに答えたら宜しいでしょうか(笑)。
インタビュー形式のAVはつまらないですね。やはりドラマ形式が良いでしょう。あっ、何を言っているのでしょうか(笑)。しかし、AV女優は演技がまるで駄目だからなあ。

実は私、AV業界にいたんです。そう、オーディオヴィジュアルの!(笑)

お後がよろしいようで。
2007年02月08日 18:03
 オカピーさん、こんばんは。
>『美乳大作戦 メスパイ』
 あまりに「絶賛」されるので見てしまいましたよ。衛星劇場のB級特集が河崎実だったんでタイムリーでした。しかし、まあ酷いですねえ。驚きの下らなさでした。全部で10本程度の最悪な代物が放送されますが見ようかどうしようか迷っている自分がいやです。
 ドラマ形式AVでしたら『ミスジョーンズの背徳』『ディープスロート(無修正版を20年以上前に見ました。)』は有名どころですね。
 最古のブルーフィルムかもしれない『ブルー・レトロ』というのも見たことがあります。『ゴダールの映画史』に引用されていたので驚いた記憶があります。ではまた。
オカピー
2007年02月09日 03:27
 用心棒さん、こんばんは。
 あれれ、私の推薦ですか。弱ったなあ(笑)。こんなのばかり観ていると世に溢れている殆どの映画は佳作・秀作に見えますよね。

 いえいえ、私の言っているAVは文字通りビデオで大量に出回っているやつですよ。
 所謂洋ピン(フィルム)というのは観たことがなくて、規制があった故に素晴らしい作品もなくはなかった邦画ポルノに比べて、恐らくAVに近い代物ではないかと想像できるのですが、如何でした?
2007年02月09日 19:31
 『ミス・ジョーンズ~』はそんなにエロイとは思いませんでした。
ええっと...。『ディープスロート』は文字通りのやつでした。あの行為を一般に知らしめるきっかけになった作品だというのは知っています。本国ではかなりのロングラン興行だったそうです。
 若松孝二の『壁の中の秘事』って、たしかベルリン映画祭に出品され、問題になったと映検のテキストに書いてありましたよ。
 あと20年位前に見たのは関根恵子主演の『ラブレター』でしょうか。
しかしまあ、なんというか声を大にして「これ良いよ!」と自慢げに言えないジャンルですね。
トム(Tom5k)
2007年02月10日 00:44
オカピーさん、用心棒さん
楽しそうなので仲間に入れてください。
>『美乳大作戦 メスパイ』
しかし、凄い題名の作品ですね。はなから、まともに観る気がしないじゃないですか?
スタッフ・キャスト、製作会社、販売ルートの各業界から観客まで、すべて真面目さのかけらもないことでしょう(まじめなのはオカピーさんと用心棒さんくらいでしょうか?(笑))。
ところで、こういった系統のもので印象的なのは、トレーシー・ローズさんでしょうか?ある意味凄いひとだったとの感想を持っています。
では、また。
オカピー
2007年02月10日 20:14
用心棒さん、こんばんは。

真面目に話す議題でもないですが、世にあれほど出回っているAVも興奮できるのは最初の数本だけで後はどうでも宜しくなる。結局そのものを映しているだけで想像力に訴えませんからね。
それでも次々と作られるのは勿論若い人が次々と性に目覚めてくるからで、良い大人が発情期状態の少年のようにいつまでも直接描写に興奮しているようでは、<考える葦>たる人間の脳が泣くというものですね(笑)。

「櫻の園」でいたく(映画的に)感激した中原俊監督のロマン・ポルノ時代の作品「聖子の太股 女湯小町」を観たことがありますよ。若い時代にどんな才能を示したかなと思いまして参考までに(笑)。しかし、特に発露はなかったようです。
オカピー
2007年02月10日 20:18
トムさん、こんばんは。

>美乳大作戦 メスパイ
真面目に映画評を書いたのは二人だけかもしれませんね(笑)。
一応小松左京のSF小説「エスパイ」のもじりらしいんですが。

>トレーシー・ローズ
彼女が出演した映画に「ハードネス」という捜査ものがあったような気がしますが。それ以外によく解りません。
<ある意味凄い人だった>とは一体何を指すのでごじゃりましょう?(笑)
2007年02月11日 00:24
 オカピーさん、トムさん、こんばんは。
いやあ、なかなかこのAV話は収束に向かいませんなあ。
>トレーシー・ローズ
なつかしいですねえ。たしか彼女が出てくるSF物もあったような気がしますが、見てません。『愛染対トレーシー』とか言うのもありました。ある意味凄い人でした!<さらに煽ってしまいました?>
オカピー
2007年02月11日 03:03
 用心棒さん、こんばんは。
 意外なところで盛り上がってしまいましたね。常連客に女性が多いので、ちょっとまずい展開なんですが(笑)。

 ちょっと調べてみたら私の勘違い。彼女の主演した捜査ものは「地獄の女スーパーコップ」でした。「ハードネス」は全く関係ないB級捜査もの。それから「美女とエイリアン」も見ました。一時期かなりB級喰いしていた時代がありますので、その時代。まだ38歳ですと。思ったより若い。

後はトムさんの情報を待つだけ(笑)。
2007年02月11日 19:52
 オカピーさん、こんばんは。
もういいかなあ、と思いますので僕もこの記事に関してはこれで打ち止めにします。ではまた。

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