映画評「愛のレッスン」

☆☆★(5点/10点満点中)
1954年スウェーデン映画 監督イングマル・ベルイマン
ネタバレあり

イングマル・ベルイマン特集⑨

1992年映画鑑賞メモより。

ベルイマン第14作。

婦人科医グンナール・ビョルンストランドが患者と浮気したのが、妻エヴァ・ダールベックの知るところとなる。妻はかつての婚約者と交際を再開するが、それを知った医師が色々と根回しをして元の鞘に収まる。

という他愛ない喜劇で、まだまだ発展途上といった演出ぶりだが、彼女が逢引きに利用する列車に無理矢理同席、それまでの二人の履歴を回想形式で振り返る、という構成にベルイマンの優れたセンスが感じられる。只の凡作ではありません。

(ブログ用追記)
因みに、この作品までを僕はベルイマンの習作時代と呼んでいる。というのも次の「夏の夜は三たび微笑む」から彼は著しい進境を見せるからである。

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この記事へのコメント

Bianca
2007年11月25日 10:56
「愛のレッスン」懐かしいです。いつ見たかなあ?
ベルイマンは高校時代の「野いちご」「処女の泉」に始まり、シネスイッチか銀座文化のどちらかで、特集があったときや、その他のあらゆる機会に見ました。この映画のヒロインではない、脇役の女優ハリエット・アンデルセンの顔は好みです。(そんなこと知りたくないと言われそうですが)
オカピー
2007年11月25日 22:35
Biancaさん、こんばんは。

この映画を映画館で観た人は少ないでしょうね。私も代表的なところは映画館で観ていますが、これはNHK-BSでした。

>ハリエット・アンデルセン
ベルイマン常連では、イングリッド・チューリンとビビ・アンデルセンが好きで、昔はハリエット(の顔)は好みではなかったですね。今はちょっと変わりましたが。リヴ・ウルマンはその中間くらい。
実は、スウェーデンのテニス選手エドベリ(エドバーグ)に似ていると言われた私ですので、スウェーデン人には親しみがわくのです。(笑)

来月早々NHK-BSでベルイマンが数本特集されますね。ビデオで持っておりますが、DVDで保存版を作ろうと思っております。

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  • 『愛のレッスン』 ~北欧流変化球喜劇~

    Excerpt: 1954年/スウェーデン/92分監督・脚本:イングマール・ベルイマン脚本:イングマール・ベルイマン撮影:マッティン・ボデ Weblog: キネマじゅんぽお racked: 2007-02-14 00:00