映画評「シークレット・オブ・ウーマン」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1952年スウェーデン映画 監督イングマル・ベルイマン
ネタバレあり

イングマル・ベルイマン特集⑦

1988年映画鑑賞メモより。

ベルイマン第11作。

ある夏、別荘で四人兄弟の妻たちが夫たちの到来するのを待ちながら、それぞれの夫との関係を語るという内容。

三男の妻アイノ・タウベは欲求不満から幼馴染と浮気して夫の愛に気付く。四男の妻マイ=ブリット・ニルソンは妊娠して恋人に捨てられそうになるが結局結ばれる。長男グンナール・ビョルンストランドの妻エヴァ・ダールベックは故障したエレベーターの中で愛を復活させる。次男の妻アニタ・ビョルグは具体的に話そうとしないが、平凡な生活の中に不満と同時に喜びも見出しているようである。

もっぱらの主題とも言って良い女性心理を扱ったドラマであるが、後の作品と違って展開が理解しやすく、女性たちの生み出すアンサンブルはなかなか見事、初期の作品の中では完成度が高い。

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