【映画でカウントダウン】バトン

ご指名に与りませんでしたが、誰からともなく引き継ぎました。敢えて言えば、日ごろお世話になっている【映画と暮らす、日々に暮らす】のviva jiji姐さんからもぎ取ったと言うか。


ルールは次の通り。


1、10から1までのそれぞれの数字に関連する映画で
カウント・ダウンしてください。
2、映画のタイトル(原題でも可)もしくは映画の内容に
それぞれの数字が使われていること。
3、10から1以外に印象に残ってる数字の映画を
1本プラスして下さい。(例 「48時間」とか)



折角なので、西洋人の忌み嫌う13からスタートさせてください。

13・・・「13デイズ」
古い映画しか思い出せない僕にしては新しい2000年製作の作品。1962年に勃発したキューバ危機の内幕を再現したサスペンス風ドラマの秀作ですが、ヒッチコック・ファンでもあるので思わず「トパーズ」と比べながら観たのでした。あちらは「キューバ危機」スパイ編です。


12・・・「十二人の怒れる男」
ご存知シドニー・ルメット渾身の裁判もの。夏の暑苦しさが伝わってくるような作品でしたね。暑いし、ヤンキーズの試合も始まってしまうから早く終わりにしようや・・・そんな周囲の雰囲気に一人で闘った男ヘンリー・フォンダ。
そのパロディ映画「12人の優しい日本人」も面白かった。


11・・・「11人のカウボーイ」
明日(12月8日)にNHK-BSハイビジョンで放映されるので観てね。NHKの回し者なのでした。
監督がマーク・ライデルなので人情細やかに作られていたような記憶がありますが、この頃のジョン・ウェイン作はどうもこんがらがっていけません。
ライデル監督作品では「黄昏」「シンデレラ・リバティー」に感銘したでござるよ。


10・・・「黒い十人の女」
実は市川崑ちゃん、好きなんですね。奥さん和田夏十さんのオリジナル脚本によるサスペンス。岸恵子、山本富士子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子・・・。
昨年あたりTVドラマ化されましたが、やはり40年前の女優と現在の女優では【顔】が違うので、観る気も起きませなんだ。

その他、「死ぬまでにしたい10のこと」を思い起こす。


9・・・「九月になれば」
若い方はちょっとご存じないかなあ。60年代前半に絶大な人気を誇った青春スター、サンドラ・ディーが主演した作品で、伴侶となったボビー・ダーリンの伝記映画「ビヨンド the シー」で撮影されていたのがこれ。監督は温厚なイメージのあるロバート・マリガン。彼の「下り階段をのぼれ」を故・淀川先生はお奨めしていたっけ。


8・・・「サンダカン八番娼館 望郷」
実は熊井啓も好きなんですよねえ。大真面目で遊びがないところに却って好感を覚えたりして。一番好きな「忍ぶ川」は文芸的で水墨画のように美しい映像とセンチメンタリズムで構成されていましたが、同じ栗原小巻主演でもこちらは本来の社会派的側面を持ちながら、叙情性が熊井さんならではでした。田中絹代の遺作。

未公開の野球映画「エイトメン・アウト」にも未練あり。


7・・・「七人の侍」
言わずと知れた日本の名画。「荒野の七人」「黄金の七人」「宇宙の七人」も本作なくして勿論存在せず。
最近の若い方の中にはこれほど解りやすく作られた映画の読解もできない人が多いようです。台詞が聞きにくいという面があるにしても、嘆かわしや。

他に「セブン」といった候補作もありました。


6・・・「シックス・センス」
シャマランだかシャラマンだか解らなくなってしまうインド人の監督作品。インチキなトリックでびっくりさせただけの映画ですが、誰もやらなかったことを最初にやったことを一応買って・・・。アガサ・クリスティの「アクロイド殺人事件」と同じような発想なので、彼を映画界のクリスティと呼んでおります。どんでん返しの強力さで映画を評価するのは止めましょうね。


5・・・「ファイブ・イージー・ピーセス」
ボブ・ラフェルスン監督によるニューシネマを代表する秀作ですが、話は全く憶えていません。
オーヴァーアクトで嫌いになる前のジャック・ニコルスン主演。
最近のインディ系作品にもこの時代の感覚が連綿と息づいているのを感じるのは僕だけでしょうか。


4・・・「HELP!四人はアイドル」
リチャード・レスターは天才かのう。「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」(水野晴郎氏の命名)に続く快作。楽曲のある場面は、現在のミュージック・クリップを遥かに凌ぐ格好良さ。お話は指輪を巡る冒険談でした。リンゴのリングって洒落かいな。
そう言えば、明日はジョンの命日です。今年も「スターティング・オーバー」を聞きましょう。


3・・・「三銃士」
失礼、これまたリチャード・レスター作です。大デュマの有名な小説は何度も映画になりましたが、このパロディー的な作品が一番お気に入り。チャールトン・ヘストン、オリヴァー・リード、フェイ・ダナウェイ、リチャード・チェンバレン、マイケル・ヨーク、ラクェル・ウェルチと豪華な顔ぶれでしたね。


2・・・「いつも2人で」
「いつまでも二人で」じゃないで!
スタンリー・ドーネン監督とオードリー・ヘプバーンの相性は抜群で、「パリの恋人」「シャレード」もご機嫌でした。洒落っ気のある映画が好きです。
ちょっと勘違いしそうな「パリで一緒に」は駄目やで。監督がもたもたリチャード・クワインじゃけん。


1・・・「犬神家の一族」
勿論、市川崑ちゃんと兵ちゃん(石坂浩二)の強力コンビ作。この二人のコンビ作を観れば他の金田一耕助は全く観る必要な~し。色彩感覚に優れ、洒落っ気の中におどろおどろしさがあり抜群、シャープで自由自在のカッティングがお見事。


番外編・・・「三十九夜」
ヒッチコック大先生の中でも、ご贔屓中のご贔屓。「北北西に進路を取れ」のオリジナルと見做して良い、スピード感満点の大傑作であります。そしてミスター・メモリーのジレンマ!


こうして観ると、拙者はやはり古い作品ばかりになるの。

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この記事へのコメント

2006年12月07日 18:33
オカピーさん、こんばんは。

13からはじめるあたりさすがで、またシブイとこ選んできますね。
「犬神」を選ばれたのは意外でした。私としては嬉しいですけど。
あと「HELP!四人はアイドル」、ビートルズはうかびませんでしたぁ~。そう、明日、ジョンの命日ですね。

たいして若くはないのですが「九月になれば」は知りませんでした。いや~、さくが楽しんでカウント・ダウンさせたいただきました。




オカピー
2006年12月08日 02:46
イエローストーンさん、こんばんは。
この間「悪魔の手毬唄」を観たばかりということもあって、一番最初に浮んだのが「犬神家の一族」でした。そしたらもう他に思い浮かばない。しかし、作品としても上手いですし、悪くない選択でしょう。

「HELP!四人はアイドル」は、最初「三銃士」の続編「四銃士」が浮んだのですが、リチャード・レスター繋がりで連想できた、という次第。そして「三銃士」と繋げてしまった、という安直さ。

つまらん文章を考える方が時間が掛かりました。本当に文才ないです。
viva jiji
2006年12月08日 10:41
拙記事にコメント、ありがとうございました。

プロフェッサー、お怒りにならないで聞いて下さいまし。

今回の「バトン」記事のプロフェッサーの文章、
これって、ほんとにプロフェッサーがお書きになったの?

パンパカパァ~~~ン!♪発表しま~~す!
(とにかく、私、大げさでゴメンナサイね!)(笑)

今までの文章の中でイッチバン、『いいっ』!!

優しくて、柔らかくて、温か~~い!
ナンカ、こちらまでホンワカとして来ま~~す。

ねっねねぇ!このお部屋の読者の皆様、そう感じませんこと?

>つまらん文章を考える方が時間が掛かりました。
(他の方へのコメントも勝手引用するんですわ、この女は!(笑))

ねえ~、プロフェッサー、
“やさしく”書くほうが滅法「たいへん」なのよ~。(笑)

(つづく)
viva jiji
2006年12月08日 11:03
「13デイズ」
こういう、男たちが頭脳戦でしのぎを削っている作品はいいですね~。
記事にしようかと一旦書き始めたのですが、かの時期丁度ポリテカル的
コメントを当方の意思も確認しないで書かれた読者がいらしたものですからヤヤこしくなるのでボツにした経緯がございます。(笑)
「12人の怒れる男たち」
登場人物がステレオタイプの人間ばかりでウソ臭い、との評に
いささかガックリしたばかりでした。
どうしてもっと素直に楽しめないのだろう・・・。
「熊井啓監督」
思い出すのは「死刑囚~帝銀事件」。(信欣三主演)
出来・不出来より私は力作だと思いましたが。
「ファイブ・イージー・ピーセス」
の内容、忘れんといて下さ~~い。
ほら、ヘルメットかぶったニコちゃんがトラックの上で
ピアノ弾いてる・・・カレン・ブラックも良かったでしょ。
「九月になれば」
映画は観ていませんが、歌は知っています。
「スターティング・オーヴァー」
はい!喧嘩別れしていたヨーコとジョンが仲直りする
キッカケになったラヴ・コール曲ですね。

「宇宙の7人」って、どんな映画?
オカピー
2006年12月09日 03:01
viva jijiさん

家族に映画好きはいないので、勿論私が書きました(笑)。
最近「寅さん」に無理矢理つき合わせたら、ちょっと尊敬されるようになりました。というのも、解説をしている山本晋也氏が述べることを、鑑賞中に事前に全部指摘するから。「すご~い」てなもんです。

>ポリティカル
と言えば「ヒトラー」のところに、映画とは全く関係なくくだらんコメントが入っていましたよ。全く腹が立つ。しかも、二つもハンドルネーム使って連ちゃんで。しかし、文体が同じだから直ぐに同一人物と判る。ただの抜け作。

>「死刑囚~帝銀事件」
一度しか観ていませんが結構評価しています。頭が固い人が多いから駄目なんですよね、こういうのは。内藤武敏をこれで憶えました(笑)。

「宇宙の7人」は宇宙版「荒野の七人」、ということは宇宙版「七人の侍」。「スター・ウォーズ」第一シリーズのヒットにあやかってこしらえられた廉価版ですね。viva jijiさんは通り過ぎたほうが良いでしょう(笑)。

(続く)
オカピー
2006年12月09日 03:10
Starting Over は新規巻き直しといった意味でしょうが、夫婦関係だけでなく音楽活動も指していたのではないかと。復帰を喜んでいた最中に凶弾に倒れたので、鎮魂にはいつも復帰第1作のこの曲と決めております。尤もLP全部聞き通しますが。
Woman も名曲でした。

あれからもう26年。あの寒い夜は一生忘れられません。
カゴメ
2006年12月09日 08:47
オカピーさん、TB、感謝です。
キューバ危機と同時に生まれた者としては「13デイズ」は他所事とは思えないであります(苦笑)。
なるほど、「十二人の怒れる男」以外共通してないですね。
やっぱり、人によって全然違うもんなんだなぁぁ(感嘆)。
「サンダカン八番娼館 望郷」噂はかねがね聞き及んでるですが、
カゴメの住むド・田舎のレンタル屋さんには置いてないんですよ(憤慨)。
ああーっ!観たいなぁぁ(涙)。
オカピー
2006年12月10日 02:05
カゴメさん、こんばんは。
私は完全主義を通しまして、「2001年宇宙の旅」を1や2の代表としませんでした。偉いなあ(笑)。
「サンダカン八番娼館 望郷」というのは、どちらが正タイトルで、どちらがサブ? それはともかく、良し悪しは別として一度観ておく価値はあるでしょうね。
私はもっと田舎でもっと山です。近くにコンビニもないのですから。
なぎさ
2006年12月10日 12:49
オカピーさん コメントとTBが遅くなってしまい申し訳ないです<(_)>
幣ブログにお越し頂き嬉しいです!
viva jijiさんつながりで、今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
さて、このバトンを「13」から始めるなんて渋いですね!
『12人の~』は私も大好きで、最初に観た時は衝撃を受けた作品でした。
ほとんど密室でのお芝居なのに、最後まで緊迫感があって心理描写が秀逸な映画でしたね!
『犬神家~』と言えば、間もなく公開されますが、今作もご覧になられますか?
金田一さんは、私も「兵ちゃん」が一番的役だと思います!

こちらからもTBさせてくださいね!

※viva jiji姐さま、すごい気合の入ったコメントですね!
オカピー
2006年12月10日 18:10
なぎささん、こちらこそ宜しくお願い致します。

厳格に数字を選びましたので、「2001年宇宙の旅」などが抜けてしまうので、なるべく多く取り込もうとしたのです。

「12人」は法廷ものの代表作ですね。映画としても娯楽としても優れています。同じシドニー・ルメットの「評決」も素晴らしかった。

>「犬神家」
ちょっと恐いなあ。兵ちゃんも還暦を過ぎたし、崑ちゃんも30年前のパワーがあるかな。演出の上手さは変わらないでしょうが。

姐さんに気に入られたようなので、この類の記事の時はこのスタイルで行くことにしました。(^^)v
カカト
2006年12月13日 16:02
「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」は水野晴郎氏が命名したんですかー!!!
知りませんでした!なんかすごい!
ひどいタイトルだなとしか思って無かったのですが、これからはちょっと違う見方になりそうです。
オカピー
2006年12月14日 02:09
カカトさん、こんばんは。
水野氏は、「007/危機一発」をリバイバル時に「007/ロシアより愛をこめて」と原題に戻しもしました。これはこちらで定着したようですが、最近流行の改題は原則的に何とかしてもらいたいです。
2006年12月17日 20:03
仲良くしていただいているタラララさんのブログで、評価が低い映画ばかりを集めた“ただいま開店、レンタル屋さん”裏バージョンを明日から公開するようです。 とても映画に詳しい方なのでオカピーさんよろしかったら覗いてみてください。 私の書いた“ただいま開店、レンタル屋さん”の記事にタラララさんの“ただいま開店~”をリンクしていますので、そこから入れると思います。

豆酢
2006年12月17日 23:08
プロフェッサー、拙宅にTBとコメントをありがとうございました!昨日は意識朦朧としておりまして、申し訳ありませぬ。
「13」…とくると、「13日の金曜日」だの「13Ghosts」だの、ろくでもない映画ばかり思い出すわたくし(笑)。
熊井啓監督は、ひょっとして「海と毒薬」の方ではありますまいか。「海と毒薬」、原作も読み、映画も映画館で観まして、大変思い入れのある作品です。
でもまさかプロフェッサーが、「シックス・センス」をチョイスされるとは思いませんでした。これが一番のどんでん返しです(笑)。
しかも、「三銃士」と聞くと、「ソフィー・マルソーの(笑)三銃士」とか思い出してしまうし…。しっかりしろ、私。
実は「2」のところで、「噂の二人」を入れようかなあと頭をよぎりました。でもオスカー&フェリックスに軍配。
「三十九夜」、早速観てみます!
オカピー
2006年12月18日 01:55
みのりさん
了解です。本日うかがってみます。
ご縁があったら友達になれるかもですね。
ご案内有難うございました。
オカピー
2006年12月18日 02:10
豆酢さん、いらっしゃい(笑)。

>熊井啓
そうです。現代文学を殆ど読まない私も「海と毒薬」(短い!)は読みましたし、勿論映画も観ました。あれも真面目くさった作品でしたね。熊井さんらしいや。でも感激させられますよね。

「シックス・センス」は本音では評価していませんが、建前では一応評価しています。でも、あれはいけませんぜ。他の作品が出てこなかったのが本音かもしれませぬ(あははは)。
「噂の二人」・・・そうか、オードリーは結構あるのね。「二層物語」とか、あれっ、「尼僧物語」だったですか。今、ビール飲んでちょっと陽気です。

豆酢さんなら「三十九夜」は楽しめるでしょう。未だに分らないのは邦題。"39 steps"が何でこうなるの? センスが良すぎたのかな。

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