映画評「ホステージ」

☆☆☆(6点/10点満点中)
2005年アメリカ映画 監督フローラン・エミリオ・シリ
ネタバレあり

ブルース・ウィリスが「ダイ・ハード」シリーズを想起させる活躍をするサスペンス・アクション。原作はロバート・クレイス。

平和な田舎町、三人の若者が高級車を奪いに富豪の屋敷に侵入する。一家の息子の機転で押された警報ボタンに駆け付けた警官が凶暴なベン・フォスターに倒され、署長のウィリスが指揮を取ることになるが、完璧なセキュリティー・システムが却って仇となってなかなか接近出来ない。

彼が如何にこの急場を救うか、という話になるかと思ったらそんな単純には行かず、屋敷の主人がマネーロンダリングと絡んでいて、その暗号を収めたDVDを狙う一味に妻子を人質に取られた署長は無理にでも救出劇を敢行せねばならなくなるのだが、フォスターがサイコだった為にとんでもない大騒ぎになる。

シンプルなお話では持ちこたえる自信がないようで色々な要素を持ち込んでいるが、実際には若者が篭城しているだけの部分のほうが緊迫感が高く面白い。終盤になるとホラー色まで出てきて甚だ興醒め。

主人公の前身は交渉人。その家族救出の失敗談がプロローグとなっていて、家族というテーマを持ち込んだのは良いとしても、フラッシュバックであれほど繰り返す必要はない。
 「携帯ができたおかげで犯罪映画の作り方が随分変ってきたな」と思わせるのがなかなか賢い一家の息子との関係で、強盗グループ第三の男の存在をそれで知るなど、そこそこ面白く作られている。

FBI偽装が出来るほどのグループが何故この事件が起きるまで何もしなかったのかは謎ですがね。

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  • 映画『ホステージ』

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    Excerpt: �֥롼���������ꥹ��顣 ��Ĥοͼ{��˴������ޤ��ٻ���Ĺ�� Weblog: �Ҥ���Ū�Dz�֥� racked: 2006-06-14 03:08
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    Excerpt: この映画の一番の見所は、それぞれの思惑が交錯し、二つの人質事件がうまく絡み合っているところだと思います。 事件の狭間で揺れるタリーの心情が繊細に描写され、若者に人質とされた家族と自らの愛する家族を救い.. Weblog: シアフレ.blog racked: 2006-11-28 00:34