映画評「エボリューション」

☆☆★(5点/10点満点中)
2001年アメリカ映画 監督アイヴァン・ライトマン
ネタバレあり

アリゾナ州の砂漠に隕石が落下、州立大学の生物学講師デーヴィッド・ドゥコブニーと地質学講師オーランド・ジョーンズが調査した結果、もの凄い速さで進化する細胞を発見するが、調査官ジュリアン・ムーアを抱えた国防省にその後の調査を独占されてしまう。
 功名心を満たしたい二人の落ちこぼれと政府側が対立するうちに、分裂しながら進化を続ける生命体は地球の翼竜に相当する生物にまで進化、デパートを舞台にした大捕物を展開する。

監督が「ゴーストバスターズ」を演出したアイヴァン・ライトマンということで、事前に予想されるようにコメディー仕立てのSFアクション。
 暫くは二人の講師を中心にしたお笑いを強調しすぎて方向性が不鮮明だが、宇宙生物がやがて地球の環境に順応していく中盤辺りから少しずつSF、怪獣ものらしい緊張感も出て来る。しかし、次々と出現する生物の造型は前半のほうが奇妙で面白い。

終盤、遂に権力側は熱で増殖する生命体に対しナパーム弾を撃ち込むという馬鹿をしでかし、既にジュリアンを加えていた学者側は余りスマートは言えない方法で反撃を加える。

結末は言わずもがなだが、こうした地球規模の危機に対して人間の対立ばかりを描く作品にはイライラしてしまう。人類の愚かさが主題なら別ですがね。

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この記事へのコメント

かよちーの
2006年06月13日 18:48
わたしの好きな作品なんです。
すごいくだらなくバカなんですけどね、なぜか好きです・笑。
オカピー
2006年06月14日 12:18
かよちーのさん、こんにちは。
私は採点に好き嫌いは殆ど挟まないので、採点は低いから嫌いというわけでもありません。
但し、脚本家の魂胆見え見えの、仲間割れには抵抗を覚える作品も少なくないです。この作品も地球規模で言えば仲間割れ。どうも水増し臭い。

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  • <エボリューション> 

    Excerpt: 2001年 アメリカ 102分 原題 Evolution 監督 アイヴァン・ライトマン 原案 ドン・ジャコビー 脚本 デヴィッド・ダイアモンド  デヴィッド・ワイスマン  ドン・ジャコビー .. Weblog: 楽蜻庵別館 racked: 2008-05-21 11:30
  • <サン・ジャックへの道> 

    Excerpt: 2005年 フランス 108分 原題 Saint-Jacques... La Mecque 監督 コリーヌ・セロー 脚本 コリーヌ・セロー 撮影 ジャン=フランソワ・ロバン 音楽 ユーグ・ル.. Weblog: 楽蜻庵別館 racked: 2008-05-21 11:32