映画評「シンシナティ・キッド」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1965年アメリカ映画 監督ノーマン・ジュイスン
ネタバレあり

中学生から高校生だった70年代に何度かTV放映されたが、結局一度観ただけで、それ以来30余年ぶりの鑑賞である。

ミシシッピ州でスタッド・ポーカーの若手名人として評判を挙げているスティーヴ・マックィーンが、ニューオリンズで開かれる大勝負で、30年間不敗の巨人(ザ・ビッグ)エドワード・G・ロビンスンと<名人>の座を争う大勝負を展開するが、ストレート・フラッシュが出来ないことを読み取られ、敗北する。

賭博映画というドラマの一分野があるが、その代表に数えたい一本。賭博場面は手に汗を握らせる。
 しかし、マックィーン扮するキッドが恋人のチューズデー・ウェルドやディーラー、カール・マルデンの妻アン=マーグレットと絡む部分は余り面白くなく、映画としての出来栄えをかなり損なった。
 チューズデーが劇中で観たと語ったフランス映画は、内容から判断してジャック・フェデー監督の「女だけの都」であります。

大勝負に敗北後子供とのコイン投げにも負け、絶望的な心境になっているとチューズデーが待っている、という幕切れが暖かい。
その後例のレイ・チャールズの主題歌が続く。この曲は今でもたまに聞くが、痺れるね。

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この記事へのコメント

viva jiji
2006年05月16日 16:42
ラストは二通りあったと何か記事で読みました。プロフェッサーが暖かいと感じたウェルドとのラストの逢瀬は無いほうが私は良かったと。あのままでコイン投げの少年との会話の中にウェルドに逢いに行く気配を匂わせながら、角を曲がって去って行くマックイーンを俯瞰で映しながらテーマ曲流れてエンドクレジット、な~んて勝手にイメージしておりました。(笑)
オカピー
2006年05月16日 21:26
viva jijiさん、こんばんは。
ラスト・シーンは二通りあるみたいです。あるレビューでは、彼はテューズデーに捨てられる、と書いてありました。つまり、<泣きっ面に蜂>状態。それではあんまりじゃということで、私が観たバージョンも用意されたのでしょう。
映画としてはそのほう(逢瀬なし)が締まったかもしれません。ちょっと勇み足だったかな?(笑)
ぶーすか
2006年10月02日 08:40
ラストが2通りあるんですか…。私が観たバージョンもオカピーさんがご覧になったバージョンと同じです。なるほど「逢瀬なし」だとよりハードボイルドな感じになりそうですね。
オカピー
2006年10月02日 16:49
ぶーすかさん、こんばんは。
私が以前観たバージョンもウォーム・バージョンだったような記憶がありますが、そうでないバージョンの方が厳しくて良かったかもしれませんね。何が何でもビター・エンドというのも芸がないですが。

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