映画評「マイ・フェア・レディ」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中)
1964年アメリカ映画 監督ジョージ・キューカー
ネタバレあり

いいねぇ、オードリー・ヘプバーン。

原案はバーナード・ショーの有名な戯曲「ピグマリオン」。
 コックニーを喋っていた汚い花売り娘イライザに興味を持った言語学者ヒギンズ教授(レックス・ハリスン)が文句を言いに訪れた彼女を説得して、言葉から始めて「国王の前に出しても恥ずかしくない本物の淑女に仕立て上げる」と宣言する、ということで始まる軽妙なミュージカル・コメディー。再鑑賞作品。

彼女が淑女になるまでがとにかく面白く、競馬場での珍発言も愉快だが、彼女が行方をくらましたりする終盤は若干もたれ気味にはなる。

この作品が楽しいのは、女性映画がお得意のベテラン、ジョージ・キューカーの演出がどうのこうのというより原作となる舞台版の功績が大と言って良い。

オードリーも歌に奮闘したと伝えられているが、公開版では吹き替え(マーニー・ニクスン)が採用されたのはお気の毒。舞台で主演を務めたジュリー・アンドリューズでは理知が勝ちすぎて変身の楽しみが少なくなったであろうと想像されるし、僕は世評よりこの作品のオードリーを高く評価している。

歌曲では「踊り明かそう」I could have danced through night、「スペインの雨」The rain in Spainが良い。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

蟷螂の斧
2021年01月03日 07:07
おはようございます。昨日この作品を初めて見ました。楽しい映画でした。
イライザの父親アルフレッド・ドゥーリトル(スタンリー・ホロウェイ)も面白かったです。ヘンリー・ヒギンズ教授(レックス・ハリソン)から5ポンドをたかる。ヒギンズ教授が10ポンドあげると言っても拒否する。その後金持ちになるけど自由がない事を嘆く。彼が唄う「だが まずは教会へ (Get Me to the Church on Time)」も良かったです。

>11月以降急激にコロナ死が増えたので逆転したと思いますが、10月までは経済死(超過死数)が上回っていました。

数字で示されると説得力があります。
1都3県知事が緊急事態宣言を要請。さてどうなりますか?
オカピー
2021年01月03日 20:22
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>昨日この作品を初めて見ました。

観ていない古い作品が多いということは、楽しみがあって良いですねえ。
新作映画に余り期待できない現状では、古い映画にすがるしかないのですが、僕がライブラリーに持っていない作品が殆ど出て来ないので、大弱りです。観ていない映画はもっと少なくですが。

その代わり、洋楽アルバムは99%くらい、新旧を問わず、YouTubeで無償で聴けます。僕は全部CDにしてしまうので、CMに煩わされることもなし。実に楽しい作業ですよ。

>1都3県知事が緊急事態宣言を要請。さてどうなりますか?

日本の緊急事態宣言は諸外国に比べると極めて緩いので、早めにやって早めに解除した方が良いのですがねえ。遅くなればなるほど長くなる。推測するに、菅総理は、ワクチン接種が始まる前にここまでの感染拡大は考えていなかったのでしょうね。

この記事へのトラックバック

  • 『マイ・フェア・レディ』(米)

    Excerpt: 大学では、スペイン語を専攻しておりました。 スペイン語を専攻した理由は、たいしたことも無いのですが、 高校のときの恩師の「英語はもう6年間も学んだんだから、 他の言語を学んでみるのもいいかもしれ.. Weblog: 極私的映画のススメ racked: 2006-01-10 22:18