映画評「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」

☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2002年アメリカ=ニュージーランド映画 監督ピーター・ジャクスン
ネタバレあり

トールキンの「指輪物語」を映像化したシリーズの第2作。結論から言えば、説明的な場面が多くて停滞する部分も目立った第1作に比べると見せ場が多く楽しめた。

前作では団体で移動していた一行が3組に分かれる。指輪を廃棄する旅を続ける小人ホビット族のフロド(イライジャ・ウッド)と付き人的なサム(ショーン・アスティン)、人間の国ローハンに向かう長身のエルフ族レゴラス(オーランド・ブルーム)とゴンドール王国の末裔アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)、森に迷って樹木の牧者エントと知り合うホビット族のメリー(ドミニック・モナハン)とビビン(ビリー・ボイド)の3組である。

様々の魅力がうず巻く中で見せ場を奪うのはフロドたちの案内人となる卑屈な怪物ゴラムである。以前はホビットだったらしいのだが、指輪の魔力に引き込まれる余り怪物と化したという設定。この怪物の中にフロドたちを守ろうとする者と憎悪して裏切ろうとする者という二つの人格があり、見ているうちにシェークスピアを思い出していた。

樹木の牧者エントも子供達には楽しいのではないかと思う。そして最後のローハンの砦を巡る激しい戦闘は素晴らしいスペクタクルである。(2004年2月鑑賞)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

    Excerpt: 全体的には『1』の方がよかったかなぁ。 フロド・パートが盛り上がりにかなり水をさす感じ。 まぁ、フロドの弱さとサムの賢さが ”指輪”物語の真髄なんだろうけど…。ちょっとイライラ。 それでも、アラゴ.. Weblog: まるっと映画話 racked: 2006-07-25 10:37
  • 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002)

    Excerpt: トールキンの『指輪物語』は、「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の三部構成。映画版もそれに準じているが、原作では第二部冒頭で描かれるボロミアの死と一行の離散は映画第一作のクライマックスへ持っていかれ、.. Weblog: 【徒然なるままに・・・】 racked: 2007-08-28 23:10