映画評「幸せになるためのイタリア語講座」

☆☆☆(6点/10点満点中)
2000年デンマーク映画 監督ロネ・シェルフィグ
ネタバレあり

ドグマ95の一派ロネ・シェルフィグが放つ群像劇。

イタリア製スポーツカーを駆る新任牧師は妻を失ったばかりで、飲食店でどじばかり踏んでいる女性は父を亡くしたばかり。二人は同病相憐れんでやがて親しみを深めていく。母を失った美容師は実は父を亡くした娘と姉妹であることが判明。イタリアの元セリアA選手は今はしがないホテルのレストランの雇われ店長で、イライラして怒ってばかりで首になり、彼と一緒にレストランを辞めた美しいイタリア娘は実はホテル勤務の男に惚れ込んでいる。その男は男としての自信は持てない。

余り冴えない人々ばかり出てくるが、いずれもがイタリアに関係あり、彼らが週に一度集まるイタリア語講座の集会で発案されたイタリア旅行が、北欧の暗い曇天の空のような彼らの人生に明るい光を点す。

群像劇は描写がスケッチ風で平板になりがちなので余り好きではなく、イタリアを軸とするアンサンブルという点で見るべきものがあるこの作品にも余り高い星を付けたい気持ちになれない。

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この記事へのコメント

maimai
2007年08月13日 13:19
TBありがとうございます。
確かに平坦な物語ですね。好き嫌いが出ると思います。
オカピー
2007年08月14日 00:31
maimaiさん、初めまして!

欧州映画というより群像劇というのがまず平坦にならざるを得ない宿命を持っていますし、リアリズムを標榜するドグマ95の作品ですからなおさら劇的要素を欠いています。
嫌いというより乗りにくい感じでしたね。

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  • 映画DVD「幸せになるためのイタリア語講座」

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    Excerpt: 幸せになるためのイタリア語講座 デラックス版 久々の更新となりました。 映画を見ていなかったわけではないのです。 で、本題です。 これは面白かったです。 鑑賞後にサワヤカな風.. Weblog: cino racked: 2007-08-14 10:42