映画評「続・激突!カージャック」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1974年アメリカ映画 監督スティーヴン・スピルバーグ
ネタバレあり

TV映画ながら歴史に残る傑作となった「激突!」で注目されたスティーヴン・スピルバーグの劇場用映画第1作で、勿論「激突!」とは全く関係がない。30年ぶりの再鑑賞である。

1969年に実際にアメリカで起きた珍事件を基にしたお話で、福祉局に子供を奪われた主婦ゴールディー・ホーンが盗みで服役中の夫ウィリアム・アサートンを首尾よく脱獄させ、警官を乗せたままパトカーを乗っ取って、子供が引き取られたシュガーランドまでハイジャック道中(カージャックなんて言葉はなく、飛行機ではなくてもハイジャックは使える)。
 パトカーが何十台も連なって後を追いかけるが、人質がいて手を出せず、その間に警部ベン・ジョンスンや人質となった警官との人間味溢れる交流が描かれ、野次馬を巻き込んで次第に大騒ぎになっていく。

今見ると非常にニューシネマ的なとぼけた味わいが濃厚であり、次回作「ジョーズ」とは大分雰囲気が違っているのが嬉しい。ニューシネマ的であっても同時にハリウッド的とでも言うべきスピルバーグの早くも老成した演出と才能に感心する部分が少なくなかったからである。

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