映画評「トゥームレイダー2」

☆☆★(5点/10点満点中)
2003年アメリカ映画 監督ヤン・デ・ボン
ネタバレあり

ゲームの映画版続編。監督のヤン・デ・ボンは「スピード」がまぐれ当たりであったことを証明し続けている。この辺で快打を放ってもらいたいところ。

「インディ・ジョーンズ」シリーズと感覚的に近い印象もあるのに、どうしてこんなにつまらないのだろうか。
 一つにはゲームの映画化はつまらないという僕の思い込みがある。しかし、ゲームの映画化の場合今までは例外なく人間も小道具の一つになっていることは否定できず、血の通っていない人間ばかりが出てくる作品に興味が覚えられないのは昔から映画を観てきた人間には当然避けられない感情であろう。ヒッチコックも人間を小道具にするが、彼は人間観察の天才である。とても比較できない。

さて、今回は「パンドラの箱」がテーマである。アレクサンダー大王の神殿発掘から始まる序盤はちょっと良いが、後はゲーム宜しくギリシアからカザフスタン、香港、台湾、アフリカと舞台を転々としてもその場所の魅力さえ碌に捉えることができないのだからお粗末である。かつての007シリーズもこの辺りはきちんと出来ていたものである。表面的な見せ場が多いが、密度も緊張感も薄い。

といった次第で、「ゲームの映画化はつまらない」「人物に血が通っていない」というジンクスは今回も超えることはできなかった。

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