映画評「クイール」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
2004年日本映画 監督・崔洋一
ネタバレあり

クイールと名付けられた子犬が盲導犬となる道を歩かされ、訓練の末に一人の盲人・小林薫と出会うまでが前半。
 後半は2年後その彼が糖尿病で入院、満足に盲導犬の役目を果たすことなく、主人に死なれてしまう。7年後に最初に育ててくれた育ての親である夫婦の許に戻り、1年後12歳でこの世を去る。

誰も言わないが、職業紹介映画というタイプの作品がある。「マルサの女」「ツイスター」などジャンルは様々で、余り知られていない職業がたっぷりと描かれたものを僕が勝手に名づけているのだが、これも一種の職業紹介映画かな。といっても盲導犬を育てる人たちのことを指しているのではなく、あくまで盲導犬ですよ。

同じ年に「血と骨」を発表した崔洋一としては珍しくのびのびと作ったファミリー映画で、ある程度きちんと作っている限り、こういう類の作品にあれやこれや批評を述べても仕方がない。「ハチ公物語」同様待つ犬の姿には涙腺を刺激されます。犬の演技も抜群でした。

クイールも 血と骨のある 映画かな (by 才能一)

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この記事へのコメント

chibisaru
2006年03月31日 16:46
こんにちは。
思い切り泣かされてしまった映画でした。盲導犬の一生ってあんなに安らかに最期を迎えることができる犬って少数なのも知っているから、クィールは最後幸せに看取ってもらえてよかったなぁなんて思ってしまった。
とても簡潔に描かなければならないことをきっちり盛り込んでいてくれたのも好印象でした。犬が好きな人ばかりが盲人でないということも含めてね。
オカピー
2006年04月01日 00:09
chibisaruさん、こんばんは。
実はファミリー映画というのは正しくないのかもしれません。そのイメージよりはしっかりと作られた作品ですよね。だから、
「クイールも 血と骨のある 映画かな」と詠んだのです。洒落ですけど、結構うまいなじゃないかなあ。自画自賛。

この記事へのトラックバック

  • クイール

    Excerpt: 犬の表情やしぐさがとても豊かで自然に描かれているのが魅力的です。 犬主体で描かれている為、観る人の感性と想像力に任せるような淡々としたストーリー構成ですが、その分観る者の心に静かに沁み渡ります。 Weblog: シアフレ.blog racked: 2005-11-28 23:28
  • #471 クイール

    Excerpt: 監督:崔洋一 出演者:小林薫 、椎名桔平 、香川照之 、戸田恵子 、寺島しのぶ 、黒谷友香 、名取裕子 2003年日本 ベストセラー「盲導犬クイールの一生」の映画化 私にはうまく説明出来ないけ.. Weblog: 風に吹かれて-Blowin' in the Wind- racked: 2006-03-31 16:41