映画評「イエスタデイ 沈黙の刻印」

☆☆★(5点/10点満点中)
2002年韓国映画 監督チョン・ユンス
ネタバレあり

韓国映画史上最高の製作費を投じたサスペンス・アクションと言われているが、意外なほど安っぽい。

南北が統一された2020年の朝鮮半島、政府と関連する科学者が連続して殺され、隊長キム・スンウが率いる特殊捜査隊が捜査を開始する一方で、女性犯罪分析官キム・ユンジンは養父である警察庁長官の誘拐に遭遇する。

というのが前半のお話だが、後半は詳述する必要はない。二つの事件と二人が結びついていくことなどは推して知るべしであるし、犯行声明を出した犯人も聖書を思い出させる"ゴリアト"という渾名が僅かに興味をそそる程度で大して面白味がない。

本来舞台を未来に設定するほど特殊な物語でもないのに、安っぽくなりがちな危険を冒してまで未来に舞台を置いたのは、やはり脚本も担当した監督のチョン・ユンスに【南北統一】に拘りたいものがあったと推測されるが、僕の頭が鈍いせいか、この物語からはその拘りが全く見えてこない。意図と結果がちぐなぐになった失敗作ではないか。

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