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zoom RSS 映画評「ボン・ボヤージュ〜家族旅行は大暴走〜」

<<   作成日時 : 2018/06/27 06:26   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2016年フランス=マケドニア合作映画 監督ニコラ・ブナム
ネタバレあり

最近ギリシャにいちゃもんを付けられ改名した北マケドニア(マケドニア)が製作に絡んでいるのが珍しいが、ロケに大々的に協力したという意味での合作であろう。

フランスの中流階級の家族。整形外科医のホセ・ガルシアが、セラピストの妻カロリーヌ・ベニョ、小学生くらいの娘と息子と、買ったばかりのAI搭載の新車でバカンスに出かけようとしていると、父親アンドレ・デュソリエが現われる。妻には内緒で夫が手配したものらしい。しかし、登場早々、トイレを詰まらせるエピソードがあり、嫌な予感をさせる出だしである。
 この老父、立ち寄ったサービス・エリアのガソリン・スタンドで車のワイパーを壊してしまうが、内緒で処理する。かくしてタンク満タンで出て行った新車は、しかし、途中でAIによる自動速度維持装置が故障、160km/hから減速できないまま高速道路を疾走、白バイに先導されるが、料金所や渋滞という危機が待ち受けている。さあどうなるか。

というお話で、スリル満点の設定を外枠として、底抜けに色気過多の老父を中心におバカ系コメディーを構成している。下ネタ満載のコメディーよりは良いとしても、おバカ系のコメディーも僕は余り歓迎できない。常識の横にはみ出すのではなく、常識以下の行動で笑わせるのは映画として下(げ)であるからだ。趣味の問題だけに済まされないものがある。
 本作には常識の横と常識以下が併存しているが、老人の常識外れの行動には笑うに笑えないものがあるし、一家に車のドアを破損されたとして追いかけて来る車マニアのような男に対して警察が何もしないのも奇妙に過ぎる。警察と自動車会社が連携し合わないのも不思議千万。そこがコメディーたる所以と言えばそれまでだが、こういうのを常識以下の行動によるお笑いと言う。

日本では評判が良いが、IMDbの投票者平均では5.7(僕を含むトップ1000投稿者の平均はさらに落ちて5.2)で、僕が年間見る400本弱の平均6.8(毎年6.8である)を大きく下回り、それほど買われていない。

AI社会への警鐘と言うべきか、自国車への不信と言うべきか。狙いはそんなところだろう。

AIと言えば、トランプ大統領の保護貿易政策のせいで、先週まで15%くらいの上昇率で売れる状態だったAI株絡みの投信が三日間で半減して不可になった(投信は確定した価格で売れるわけではないから)。下がったのはAI株だけではなく全ての銘柄だけどね。米朝会談も日本の危機が実際には増しただけと考えられるわけで、常識以下のトランプは喜劇としても全く不可だ。

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