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zoom RSS 映画評「パトリオット・デイ」

<<   作成日時 : 2018/05/29 08:48   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2017年アメリカ映画 監督ピーター・バーグ
ネタバレあり

2013年4月15日にボストン・マラソンのゴール地点で起きたテロ事件の顛末を映画化したドラマ。但し、マーク・ウォールバーグ演ずる主人公の警官は架空の人物、と言おうか、複数の警官を合体させた模様で、作品の性格上は極めて狂言回しに近い。

主人公の巡査部長は過激な捜査に干されて、署長も参加するマラソンの警備することになるが、その最中に二か所の連続爆破事件に遭遇する。FBIは事件解明のチームを結成、残されたビデオにより犯人を突き止めようとする。この作品に限らず、この手の作品における興味はまず犯人の特定までの展開にあると思うが、実際僕はこの辺りを一番面白く観た。以下の如し。

一人の担当官が爆破が起こる地点の映像を熟視している。上の部分はランナーが通り過ぎる道、下は観衆が屯している歩道である。僕はここで、彼はヒッチコック映画の要領で犯人(らしき人物)に気づくのだろうと予想していたら、全くその通りになったのでニヤニヤ。
 つまり「海外特派員」における逆に回る風車、或いは「見知らぬ乗客」におけるボールの行方を追わないテニス観衆である。

かくして白い帽子の男を見つけると、FBIは現場にボストンの道路に詳しい主人公を呼んで男が動いたルートを割り出すことに成功、チェチェン人の兄弟を容疑者として特定する。中国人の青年がこの二人組に襲われるが、隙を見て逃げ出したことにより結果的に犯人捕縛が早まることになる。

サスペンス・アクション的には徐々に駆けつけて人数を増やしていく警察側と犯人2人とのかなり長い攻防が見もので、アングル等に工夫を凝らして飽きないように作られている。
 こうしたサスペンス部分の狭間に一部被害者の模様も加えてアクセントにしている。これら全てを主人公に吐かせた言葉“愛”でまとめるのである。

134分と比較的長いが、要領良くまとめている部類であろう。しかし、事件や事故に対して一つにまとまるアメリカという一種のプロパガンダを感じさせるところが考え方によっては感じが良くないし、卒ない作り方に却って物足りなさを覚えるのである。と言っても本当の人物が出て来る部分で涙を流していましたがね。

監督はピーター・バーグ。

240年前の1773年前に起きた“ボストン茶会事件”を思い出した人もいたとか(そんなわけない)。

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2018/05/29 12:25
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