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zoom RSS 映画評「ペット」

<<   作成日時 : 2018/05/17 09:30   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2016年アメリカ映画 監督クリス・ルノー、ヤロー・チェニー
ネタバレあり

ペットと言えば、我が家は断然猫派で、犬は飼ったことはない。僕が幼少の頃、迷い込んだ大人しいコリーを数か月間家に住まわせていたことがあったと記憶するが、いつの間にかいなくなった(何らかの処分をしたのか?)。

アメリカ映画には珍しく、原題TheSecret Life of Pets が内容をよく示していて、人間様は重要だが重要でない。

小型犬(テリア系?)マックスは、飼い主が新たに大型犬デュークを加えたため居場所を奪われかねい状態になるが、散歩中にデュークが仕掛けた罠が災いして、保健所職員に追われた末に、白い兎をリーダーとする野生の生き物軍団との間で抗争を繰り広げることになる。

色々な冒険の末にマックスとデュークが友情を育んでいく物語を中心に、少なくとも人間との関係においては仲間意識のある動物たちが一つの目的の為に協力し合ったりもする、というお話は型通りで個人的には全く面白からず。ウィンナー工場の場面が製作会社の出世アイテム“ミニオンズ”のヴァリエーションのようで楽しかったくらい。

人間至上主義的な人間への風刺を織り交ぜてはいて、だから上記で“人間様は重要だが”と書いたのだが、お話の運びに絡んでくるのは保健所職員だけで、これとて風刺の対象の中心であるから実際には展開上有機的な意味を持たない。風刺が映画の価値を上げると思うのは大いなる勘違い。扱いが面白くなければならない。この作品では、その辺りがどうかという疑問が残る。

アメリカン・アニメの例に洩れず誠に賑やか、それに加えて最近の作品なので下品。観ていて余り愉快になれないのが一番の問題。最近の若者は、下品さに余り抵抗ないようだが。

品の良いディズニー・アニメ「わんわん物語」が懐かしくなりますな。ヒロインたるレディーの相手は野良犬トランプ(これ自体が野良犬の意味)。まるで野良犬ように様々な対象に吠えまくっている現アメリカ大統領とは綴りが違いますがね。

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