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zoom RSS 映画評「レオナルド・ダ・ヴィンチ 愛と知の迷宮」

<<   作成日時 : 2018/04/03 08:11   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2015年イタリア映画 監督ルカ・ルチーニ、ニコ・マラスピーナ
ネタバレあり

フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」と同じ趣向で作られた美術ドキュメンタリー。即ち、当時の人物を登場させて自伝を語らせ、そこに現代の批評家・キュレーター・歴史家の分析・解説を加え、美術品等を紹介する趣向である。

この類の作品を観て思うのは、鑑賞か観賞かということだ。鑑賞は観て鑑みる即ち観て考えるのである。観賞は見て楽しむ(めでる)のである。盆栽や美術品は通常観賞だが、美術鑑賞と言う言葉もある。しかし、劇映画は観賞するものではない。他の映画ブログに伺うと、“映画を観賞”という措辞を使っている人がかなりいらっしゃるが、見て終るのでは困る。鑑賞でなければならない。
 その意味で冒頭に挙げた作品は美術品を見せることを主眼にした作品だから"観賞"で良いのだが、こちらは取り上げられたレオナルド・ダ・ヴィンチが唯の画家でなく、かつ、多少映画的な工夫があるので、"鑑賞"に値するのかもしれない。

しかし、TVで観るには余り面白くない。前述作品の映画評でも書いたように、日本のTVには美術番組が多いし、ダ・ヴィンチについては美術以外でも色々な番組で扱われているので、大して新味のある内容ではなかったからである。
 画家としては、ボルトラッフィオ、ドッジョーノなど名前の残っている5人の弟子との関連を巡る考察が注目に値し、画家としての実績の少ないカプロッティ(サライ)が少なからぬ財産を残したことの謎など少し面白いものの、短い時間で処理されているので謎解きの醍醐味はない。

ダ・ヴィンチその人がマルチ人間であったことが圧倒的な絵画を遺した原因というのは真実だろう。解剖学者の目で人間を見て絵を描き、画家の目で解剖学や建築を研究する。「モナ・リザ」が同時代の優れた他の画家の作品より断然強い印象を残す所以はそこにあるのだ。

「ダ・ヴィンチ・コード」が公開された頃、2時間特番で、高校時代の同級生が美術教授としてダ・ヴィンチの謎について色々と語っているのを見て驚いた。

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