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zoom RSS 映画評「帝一の國」

<<   作成日時 : 2018/03/04 08:46   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2017年日本映画 監督・永井聡
ネタバレあり

名門私立海帝高校へ(エスカレーター式に)進み、生徒会長になると、将来総理大臣になれる道が開ける為に、その道を倦まず弛まず目指す主人公・赤場帝一(菅田将暉)の姿を描く、青春コメディーである。原作は昨今の青春映画の例に洩れずコミック(原作:古谷兎丸)で、監督は「ジャッジ!」の永井聡。

帝一には親(吉田鋼太郎)時代からのライバル東郷菊馬(野村周平)がいて、生徒会長になった菊馬の父親は大臣であるのに対し、一票差で落ちた彼の父は事務次官に留まっている。ピアノが好きだった帝一はある日突然父親の理想を追うことにし、幼馴染の白鳥美美子(永野芽郁)と付き合いながらも、一年生の時から将来の生徒会長になる道を懸命に探るのである。それには次の生徒会長の子分となることが肝要で、その為に次の生徒会選挙で、民主的な道を示す森園(千葉雄大)とマキャベリズムに徹するハーフ氷室(間宮祥太朗)の二者択一を迫られる。朋友として手を貸すのは榊原(志尊淳)。氷室についた為に不利な立場に追い込まれた彼は、将来のライバルにして外様の大鷹弾(竹内涼真)も味方ついた森園派に転じて、一致協力して彼の勝利を目指す。

世評は誠に上々。僕も退屈はしなかったが、面白いと同時に面白くない、という変な印象を持つ。面白いのは一生懸命な若者を捉えた純然たる青春映画の部分である。少なくとも「ジャッジ!」のような常識以下の可笑しさを狙ったのではなさそうなところが良く、反面、生徒会長の選挙が即ち将来の総理大臣の道であることという事実により、これが政界の政治戦術のカリカチュアであることが余りに直截(ちょくせつ)に示され過ぎるのが物足りない。カリカチュアはやや把握しにくいぐらいが品が良い。

また、肉体的な学園抗争ものに対する知的パロディーという立場が得点源になるだろうと思っていると、終盤暴力場面が出て来て少しちぐはぐになる。

といった具合に個人的には不満の方が多いが、高い世評も理解できる。

生徒たちの会話内容は超一流高校という感じが余りしなかったですぞ。

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『帝一の國』('17初鑑賞46・劇場)
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2018/03/05 13:21
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菅田将暉、野村周平、竹内涼真、志尊淳、千葉雄大、間宮祥太朗。 ...続きを見る
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2018/04/07 11:39

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