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zoom RSS 映画評「アサシン クリード」

<<   作成日時 : 2018/01/03 10:03   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
アメリカ=フランス=イギリス=台湾=香港=マルタ合作映画 監督ジャスティン・カーゼル
ネタバレあり

邦題に関して、僕は措辞について余り問題にしないが、文法的なことには文句を言いたくなる。本作の場合は、スペースである。文章でないものにおけるスペースは単語の区切りを示すのが原則なので、半角のスペースであろうとそれを連続するものと読ませようとするのはいけない。明治以降先人が工夫して出来た句読点等のルールを21世紀になって崩そうとしている感じがする。

日本独自の問題はさておいて、歴史劇かと思って見始めたら、広い意味のSFと時代劇のハイブリッドであった。実際には、ゲームの映画化で、科学未満としか思えず、IMDbの分類もアクション、冒険となっている。むべなるかな。余り気が進まないが、ひとまずお話をば。

殺人の罪で死刑になったマイケル・ファスベンダーが、とある施設で目を覚ます。ここでは、研究者マリオン・コティヤールが人間から暴力を一掃することができるか実験をしている。彼は、人間の自由意思を支配できるエデンの果実を巡って15世紀末(レコンキスタが終焉する1492年のスペインが舞台)キリスト教系のテンプル騎士団と抗争するイスラム系アサシン教団の殺し屋として活躍したアラギールの子孫であることが判ったために、他の人員と共に被験者に選ばれたという次第。
 ある装置に繋がれると遺伝子が記憶している事件を追体験できるのだが、本人にしてみれば実体験をしていることになるらしい。マリオンは人間からの暴力一掃を狙っているが、財団のリーダーたるその父親ジェレミー・アイアンズは権力を握るためにエデンの果実を狙っているだけなのである、云々。

実体験としての部分は通常の時代アクションの意味しかなく大して面白味がない。実験室での実像では、空中で一人で暴れまくっているのを眺めているだけで更に視覚的な面白味がない。
 キリスト教の解釈では、エデンの果実が人間の原罪の原因となったわけだし、人間には本当は意思の自由がない(神が全て決めている)ので、この果実と自由意思との関連は解らなくはないものの、それと暴力一掃との関係はさっぱり解らない。キリスト教に興味のない人にはもっと意味不明になるだろう。

潜在能力的にはともかく、お話が熟し切れていず、映画にするところまでレベルが達しているとは思われない。

否定的であろうと肯定的であろうと、原作との異同を映画の評価の直接的な理由とする愚。異同は検討する価値があるにしても、原作知らずの一見の映画ファンには全く関係ない。原作ファンの主眼は、映画を評価することではなく、原作(の価値)をどう貶めていないか追究することにある。そんなものは、勿論映画評にあらず。

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『アサシン クリード』('17初鑑賞19・劇場)
☆☆★−− (10段階評価で 5) 3月4日(土) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン1にて 16:10の回を鑑賞。 2D:字幕版。 ...続きを見る
みはいる・BのB
2018/01/03 16:11
アサシン クリード
2016年、死刑囚の男カラム・リンチは、遺伝子操作(アニムス)によってDNAに眠る「記憶」を呼び起こされる。 彼の祖先は、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団に属する、驚異的な身体能力を持つ伝説のアサシン(暗殺者)だった。 テンプル騎士団は彼を利用して、人類を支配する力を持つ「エデンの果実」を探し出そうとしていた…。 アクション・ファンタジー。 ...続きを見る
象のロケット
2018/01/04 08:48
「アサシン クリード」
うむ…。面白かった、と思う。何故「思う」とかいう曖昧な表現になったのかというと、予備知識を殆ど持たずに観てしまったからだ。「アサシン クリード」って元はゲームなんだね?という位の基礎知識はあったものの、そのゲーム自体を知らないので、ふーん、ゲームなんだー、っていう程度。それに…これって、この作品って、続編ありきの前提だったの?終わり方がそもそもなんだかなー。なのである。この世界観は決して嫌いではない。むしろ好きな方である。500年前の体験を、DNAを受け継いだ子孫が科学の力で追体験する。いいんじ... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2018/01/05 11:54

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