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zoom RSS 映画評「白い闇の女」

<<   作成日時 : 2018/01/16 08:32   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2016年アメリカ映画 監督ブライアン・デキュペリス
ネタバレあり

コリン・ハリスンのハードボイルド・ミステリー「マンハッタン夜想曲」を日本初登場のブライアン・デキュベリスが脚色し映画化。

ハードボイルドだが、私立探偵ではなく新聞記者エイドリアン・ブロディが主人公。実際には探偵よろしく、雇い主のメディア王スティーヴン・バーコフのパーティーで知り合ったモデル風美人イヴォンヌ・ストラホフスキーに頼まれ、封印された廃屋のある敷地で死体となって発見された夫キャンベル・スコットの不審死について調べ始めることになり、同時に彼女と親密な関係に陥る。
 スコットは映画作家で、個人的にも色々なプライベート・ビデオを残してい、ブロディはそれらを収めた膨大なメモリー・カードを逐一チェックするが、謎は全く解けない。
 そんな折今度はバーコフから呼び出され、イヴォンヌとの秘め事を収めたメモリー・カードが送られ続けるので、原本を期間内に確保しろと脅迫される。そのカードは彼女自身も持たず、送っている形跡もない。彼女との密会の後彼の部下に急襲されるが、持っていない物は渡せず、遂に家にまでやって来た一味に幼い息子と家政婦が襲われ重傷を負うという事件に発展、事件が夫と関係のあることを知った外科医の妻ジェニファー・ビールスは子供を連れて家を出て行く。
 ブロディが幾つかの点を辿ってたどり着いた弁理士の老婦人が案の定メモリー・カードを持っていて、これに関しては解決するが、バーコフ一味が彼女の部屋から持ち出した謎の鍵について調べるうちに、遂に彼女の夫の死の謎が解明される。

一応ミステリーなので、その謎については伏せておくが、ハードボイルドものらしく極く個人的なものである。昨今の日本製ミステリー(映画)やサスペンスは大仰な物が多いので、そういうのに慣れている、或いは期待する向きには甚だ肩すかしを食わせる。しかし、本来事件というものは大スケールでないことが多い。日本の作品が大風呂敷を広げすぎているのである。だから、一般的なミステリーに関しスケールの小ささをもって酷評するのはちと気の毒と言うべし。
 ハードボイルドものだから、物語の紆余曲折は多少入り組んでいるものの、このジャンルにしては人物関係は至って単純なもので、中盤まではアルフレッド・ヒッチコックの後期作品のようなムードもあって一通り楽しめる。

邦題は同じくハードボイルド・ミステリー「白いドレスの女」を意識したものだな。

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