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zoom RSS 古典ときどき現代文学:読書録2017

<<   作成日時 : 2018/01/01 08:27   >>

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 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 お馴染みになってきました我が読書録、昨年も古い作品に注力しましたが、誰でも知っている古典は少ない感じかもしれません(?)。タイトルに偽りありで、現代文学はなしに終わりました。自己啓発本が一つあるだけです。どうもすみません。

 昨年の収穫は、40年来の念願(?)であった「資本論」とジャン・カルヴァン「キリスト教精髄」が読めたことでしょうか。この二つで二ヶ月くらい費やしました。
 また、「易経」を読み、遂に四書五経を制覇しました。中国関係は無尽蔵にありますが、「文選」や「古文真宝」辺りがが次の狙いになりましょうか。
 文学系では、一昨年から続く「新・平家物語」(長かった!)、レフではないほうのトルストイ「苦悩の中をゆく」、尾崎士郎「人生劇場」(但し、11冊中8冊まで。残りは本年に読む)といった大河小説や大長編のほか、1950年代後半から60年代前半の芥川賞受賞作諸作などなど。

 既に読み始めている大河小説「チボー家の人々」など今年は長いものが益々増えそうな感じ。リストが余り小規模なのも寂しいので、戯曲や芥川賞受賞作などで作品数をカバーする予定です。

 本を殆ど図書館から借りているので、お金もかからず場所も食わない。我ながら良い趣味と思います(笑)。

 さあ、皆さんのお読みになった作品は幾つありますでしょうか?


 因みに、ブラウザによっては見にくくなる場合もありましたので、表記方法を少し変えました。


*********************************************


吉川 英治
「新・平家物語:やしまの巻」… 義経大活躍(昨年からの続き)
「新・平家物語:浮草の巻」… 平家油断、追い込まれる
「新・平家物語:壇ノ浦の巻」… 平家遂に滅ぶ。義経と平時忠の講和策定も空振り
「新・平家物語:悲弟の巻」… 讒言により遂に頼朝は義経討伐の指示を出す
「新・平家物語:静の巻」… 頼朝は結局人間の弱さを具現する人物なのだろう
「新・平家物語:吉野雛の巻」… 遂に完結。諸行無常の響きあり、でした

小島 信夫
「アメリカン・スクール」… アメリカに対して卑屈になる日本人という主題は解るが、話がよく解らない

近藤 啓太郎
「海人舟」… 人間臭い青春劇。当時の作品としては戦争の影が見えないのが良い

ジャン・コクトー
「恐るべき子供たち」… 現代によみがえるギリシャ悲劇、という感覚。テーマは近親相姦


菊村 到
「硫黄島」… 歴訪型人間劇。戦後にも長い影を落とすのが戦争の悲劇ということだろう

作者不詳
「ベーオウルフ」… 英国系の叙事詩なれど、デンマークなど北欧との関連を強く感じる。映画化あり

ルドルフ・フォン・イェーリング
「権利のための闘争」… 思想書のようだが、実は法哲学の本

柳川 春葉
「生さぬ仲」… 会いたい人には絶対会えず、会いたくない人には何故か会う、すれ違いの繰り返し

屈原/宋玉
「楚辞」… 楚王に放逐された屈原がその心境を語る中国戦国時代の韻文集。

キャサリン・マンスフィールド
「ドイツの宿にて」… 第1短編集。ドイツを舞台にした短編はチェーホフの趣
「幸福」… 第2短編集。チェーホフがヴァージニア・ウルフに乗り移った感じ
「園遊会」… 充実の第3短編集。内面を描いて緻密
「鳩の巣」… 死後発表された第4短編集。最終期の作品群
「子供的」… 初期の作品が多い第5短編集。散文詩のようだ

正岡 子規
「墨汁一滴」… 随筆。苦痛に対してまだ少し余裕があり、世事に対して面白い指摘が多い
「病牀六尺」… 病状が進んだらしく、苦痛に関する説明が増え、思わず感情移入してしまう
「仰臥漫録」… 上記二随筆に並行して書かれた日記。不自由な体で書いた絵が感銘を誘う

ミハイル・イリーン
「人間の歴史」… 人間の進歩史。共産主義的な部分あるも、子供向けなので厭らしくない

野上 弥生子
「真知子」… 宮本百合子「伸子」と、彼女自身を相当意識しているような気がする。読み応えあり

アドルフ・ヒトラー
「わが闘争」… 自分の出自から嘘を言う人の何を信じれば良いのだ。反面教師にもならない。

尾崎 秀実
「愛情はふる星のごとく」… 売国奴と言われるが、彼は愛国者と思う。方法を間違えたのだ

リチャード・ライト
「アメリカの息子」… 白人支配故に起きる黒人少年による白人女性殺人。緻密な心理描写


式亭 三馬
「浮世風呂」… 風俗と言葉のお勉強。特に江戸にあって東京になく地方に残る言葉が興味深い

スタンダール
「アルマンス」… 最後まで感情がすれ違う恋愛心理小説。若い頃読んだらぞっこん惚れ込んだろう
「ヴァニーナ・ヴァニーニ」… この映画版は日本未公開。鑑賞済み

斯波 四郎
「山塔」… 禅的な精神論で、余りピンと来ない

北 杜夫
「夜と霧の隅で」… ナチス支配下における医師の良心。日本人は出て来ても外国文学のよう

ジョルジュ・サンド
「魔の沼」… 若い男やもめが十代の少女に恋する、ほのぼのした味の田園小説。彼らの結婚に纏わる風俗が興味深い

玄奘
「大唐西域記」… 「西遊記」の基になった紀行文・地誌。タリバンが壊した石仏の説明に感慨

W・サマセット・モーム
「雨」… “ミイラ取りがミイラになる”を地で行く聖職者。戦前の映画版を見たことあり

ガルシア・ロルカ
「血の婚礼」… 三角関係で両方の男が死ぬ悲劇だが、悲劇の主人公は女性
「イェルマ」… 持ちたいのに子供ができない妻とその希望を理解しない夫との心理的すれ違い

ハインリヒ・ハイネ
「歌の本」… 実際歌曲になった詩も多いらしい。実体験に基づく素朴な恋愛詩が多い

島田 清次郎
「地上 第一部:地に潜むもの」… 半自伝的小説で、家庭小説と純文学の間くらいの印象。構成にややぎこちなさを感ずるも力作

ギュスターヴ・フロベール
「聖アントワーヌの誘惑」… グロテスクな幻想が延々と綴られる、フランス版「ファウスト」
「三つの物語」… 神をテーマにした3短編。合さることで一つの長編のような凄みが出る

草薙 龍瞬
「反応しない練習」… 仏陀の考えに基づく自己啓発書。究極は「自然体に」に帰するのだろうが、なかなか勉強になる

アレクセイ・トルストイ
「苦悩の中を行く 第一部:姉妹」… ロシア帝国末期を舞台にしてロシア文学らしい味あり
「苦悩の中を行く 第二部:一九一八年」… ソ連成立前夜。ソ連時代の「戦争と平和」か
「苦悩の中を行く 第三部:陰鬱な朝」… 戦闘場面はややこしくて退屈でした

阿部 次郎
「三太郎の日記 第二」… 三太郎=阿部次郎。聖フランチェスコの生涯と自分を比較する部分が中心
「三太郎の日記 第三」… トルストイの芸術観の哲学的考察が面白い

エリック・アンブラー
「あるスパイの墓碑銘」… スパイをテーマにした結構本格的なミステリー。意外性はなし

夏目 漱石
「幻影(まぼろし)の盾」… 西洋を舞台にした幻想譚。まだ戯作趣味が強いが、さすがの名文
「虞美人草」(再)… 勧善懲悪的な要素は古風でも、自我の問題をベースにして実は新しい

ジャン・ジロドゥ
「ルクレチアのために」… 本格悲劇。一生懸命な女性に対して男は保身的といったところ?
「シャイヨの狂女」… 狂気が席巻する世界では狂人が一番理性的という逆説のような風刺劇

エティエンヌ・セナンクール
「オーベルマン」… 自伝要素のあるロマン主義的書簡体小説。非常に厭世的

国木田 独歩
「欺かざるの記」… キリスト教的煩悶と、政治家志向から文学者志向への変遷が解る日記

ヴィクトル・ユゴー
「懲罰詩集」… ナポレオン三世を徹底して批判している。抄訳
「静観詩集」… 夫と共に溺死した長女をめぐる詩が多い。良い詩が多いけれど、抄訳

徳田 秋声
「仮装人物」… 一見して作者を主人公にした私小説で、腐れ縁を延々と描いた印象

太宰 治
「グッド・バイ」… 小説としては遺作となった未完作。面白くなりそうだが、未完では何とも言えない

シンクレア・ルイス
「本町通り」… 保守的な街での悪戦苦闘する進歩的な女性。日本の今とさして変わらない?

横光 利一
「日輪」… 愛する夫を敵国に奪われた卑弥呼が邪馬台国の女王になるまで。成程「サランボー」だ

並木 五瓶
「楼門五三桐」… 絶景かな、絶景かな、でお馴染み。「さんもんごさんのきり」と読む
「五大力恋緘」… 歌舞伎ではお馴染みの誤解により愛人殺し。「ごだいりきこいのふうじめ」
「隅田春妓女容性」… 「すだのはるげいしゃかたぎ」。自分にお金を工面した義弟を殺し金を奪う不条理

羅広斌/楊益言
「紅岩」… 中共成立前夜版「水滸伝」? 序盤のスパイ小説っぽいところは面白い
 
ジャン・カルヴァン
「キリスト教綱要:第1編」… キリスト教における選択(意志決定)の問題が断然興味深い
「キリスト教綱要:第2編」… キリストが人間的な死に方をしたことに重大な意味があるらしい
「キリスト教綱要:第3編」… 原罪を背負う人が赦されるのは行いでなく信仰による、ということ
「キリスト教綱要:第4編」… 具体的で面白いが、後半の儀式絡みは僕らに関係なく退屈

芥川 龍之介
「白」… 白い犬が狩られる黒犬を無視したことで黒犬になる罰を受ける童話
「魔術」… 「邯鄲の夢」の魔術師ヴァリエーション
「河童」(再)… 芥川の厭世的な部分が感じられる風刺小説。河童のほうが人間より清潔なんだって

宮本 百合子
「風知草」… 夫君・宮本顕治が出所した直後の私小説。今読むのも意味があるのかも

クヌート・ハムスン
「飢え」… 一人称で飢えによる幻想を綴る。やはり世紀末的と言うべきだろう

アナトール・フランス
「学士院会員シルヴェストル・ボナールの罪」… ロマン主義よりロマンチックですな


川端 康成
「美しさと哀しみと」… 耽美的な心理小説。序盤の文章は逸品なれど、終盤通俗的になりすぎる
「眠れる美女」… 老人のセックスのない性を描くファンタジー

オー・ヘンリー
「賢者の贈りもの」(再)… 相手の宝物の為に贈ったプレゼントが無駄になる夫婦のお話。有名

「警官と讃美歌」… 運命の皮肉。こういう味がアメリカ映画などに受け継がれているのだな
「赤い酋長の身代金」… 誘拐犯が人質の子供に手を焼く。小津安二郎も翻案しました
「最後の一葉」(再)… 命を懸けた老画家の絵が、若い女流画家の命を救う。一番有名でしょう

ハンス・フォン・グリンメルスハウゼン
「阿呆物語」… 阿呆らしいのは最初だけで、最終的に信心の大事さになる

ポール・ヴァレリー
「若きパルク」… 難解な高踏派詩集。語句の説明で少し解る程度(とほほ)
「テスト氏」… テスト氏を“精神”の象徴と思ったが、松岡正剛氏は“精神の方法”と言う
「魅惑」… 詩作をする精神を象徴的に綴る詩集。荒唐無稽ではなく、高踏無形だよ

尾崎 士郎
「人生劇場 青春篇」… 任侠のイメージが強かったが、思いのほか軽妙の学園小説で、読みやすい
「人生劇場 愛欲篇」… 関東大震災も絡んでくる作者の青春時代。文章がぐっとこなれてきた
「人生劇場 残侠篇」… 吉良常と飛車角が主人公の本編は完全なフィクション。映画化は多いけど
「人生劇場 風雲篇」… 日中戦争が絡んできて波乱万丈。これは戦後に書かれたか?

ニコライ・バイコフ
「偉大なる王(ワン)」… ロシア版(舞台は中国とロシアの国境)「ジャングル・ブック」。面白い

王 実甫
「西廂記」… 元曲。狂言回しの侍女が、狂言回し以上に活躍して、主人公とヒロインを結びつける。

マイケル・ファラデー
「ロウソクの科学」… ファラデーは偉い人、そんなの常識


関 漢卿
「竇娥寃」… 元曲。貞女故の悲劇。宋時代の愚かな世相を反映しているが、儒教ってだから嫌なのさ

施 恵
「拝月亭」… 南曲。取り違えの物語の代表作と言われ、複雑な仕組みで相当面白い

ヘンリー・ジェームズ
「使者たち」… 一人称的三人称小説。心理小説の金字塔。今でも断然新しい


江戸川 乱歩
「湖畔亭事件」… 覗き趣味により殺人事件に巻き込まれる「私」。
「猟奇の果」… 大人向け明智小五郎もの。乱歩さんは時々SFホラー的になる
「妖怪博士」… 怪人二十面相が明智と少年探偵団に復讐する。二十面相はルパンの悪党版だね

カール・マルクス
「資本論:第一部」… 産業革命が結果的に英国を弱め、米国を強くしたことが何故か解る
「資本論:第二部」… 固定資本と不変資本、流動資本と可変資本が区別できればOK
「資本論:第三部」… マルクスがマルクス主義者でないことが解ったのが収穫

藤原 道綱 母
「蜻蛉日記」… 通い婚がつくづく変な制度であったことを知らしめる

アガサ・クリスティー
「ねずみとり」… 「そして誰もいなくなった」のヴァリエーションの戯曲

島崎 藤村
「破戒」(再)… 実際には何も変わりはしないのに。差別に義憤を禁じ得ない

「嵐」… 4人の子供を一人で育てる藤村が家族の絆を取り戻していく自伝的内容

フリードリッヒ・シラー
「ヴァレンシュタイン」… 「マクベス」と「ロミオとジュリエット」を合わせたような史劇

森 鴎外
「安井夫人」… 意外にも歴史小説。無駄のない文章は魅力だが、少しドキュメントすぎる感じがする
「雁」(再)… 僕にとって鴎外のベストはこれ。男女のすれ違いにチェーホフ的な味がある気がする

宇能 鴻一郎
「鯨神」… 野趣あふれる日本版「白鯨」。構成には相当難があるが。後のポルノ作家の出世作

川村 晃
「美談の出発」… 昭和半ばは、まだ貧乏人がマジョリティだったのだ

コリン・ウィルソン
「アウトサイダー」… 社会のはみ出し者と思われる人物こそ、人間存在の意味を真に求めている

後藤 紀一
「少年の橋」… 中村賀津雄、アルヌール、「イルカに乗った少年」。舞台は1959年頃だろうか

河野 多恵子
「蟹」… 見つからない蟹は“夫婦の絆”の象徴? 女性の性(せい)と性(さが)

田辺 聖子
「感傷旅行」… 1960年代の青春風俗映画と共通する軽みがある。川口浩とか出てきそうだな

トーマス・ウルフ
「天使よ故郷を見よ」… 自伝小説の傑作。主人公の物語が中心になると俄然面白くなる

谷崎 潤一郎
「春琴抄」(再)… 年下の女師匠・春琴に尽くす世話係・佐助の一種のマゾヒズムを描く。実話風
「吉野葛」… 歴史小説を書こうとした谷崎自身の挫折を踏まえた半小説。メタフィクション

イアン・フレミング
「ゴールドフィンガー」… 映画版に比べると、大掛かりな犯罪小説という感じ。これからコネリーは想像できない

三浦 哲郎
「忍ぶ川」(再)… 日本私小説史上、最も美しい小説と思う


横光 利一
「上海」… 日中戦争が起こる前、列強に割拠されていた上海の不穏な空気。「旅愁」のエチュード?

ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ
「寓話」… 殆どがイソップ童話として知られているもの。捧げられた王太子も勉強になったでしょう

坪田 譲治
「子供の四季」… 会社の経営を巡る争いも企業小説ばりに本格的に扱われ、相当面白い児童文学

クセノポン
「アナバシス」… ペルシャの覇権争いに絡んだギリシャ兵たちが撤退する道中を描いた軍記。ドキュメントとして迫力あり

佐多 稲子
「キャラメル工場から」… 小学生のうちから働くことになった作者の自伝的短編。父親に問題があるが、社会にも問題がありますな

作者不明
「易経」… 「君子豹変す」の語源を発見! 占いの詳細が解ったところでねえ

藤原 通俊(撰)
「後拾遺和歌集」… 四つ目の勅撰和歌集。和泉式部、赤染衛門、相模など女性陣大活躍の印象

マクシム・ゴーリキー
「幼年時代」… 農奴解放後のロシア。出てくる男性は殆ど暴力的。それも社会主義革命の温床だったか

佐々木 味津三
「右門捕物帖 南蛮幽霊」… 右門と伝六の関係はホームズとワトソンの如し。割合軽め

ガストン・ルルー
「黄色い部屋の秘密」(再)… 密室ミステリーの古典。人の思い込みを利用した謎設定と言うべきか

堀 辰雄
「風立ちぬ」(再)… 中学時代悲劇的なロマンスと共に、清冽な文章も好きでした。今回も堪能しました

「菜穂子」(再)… 三部(実質上二部)構成の長編小説。母親の告白、その娘たる菜穂子と、幼馴染の青年の心理を対位法的に綴る。堀文学は本当に欧州の小説を読むようだ
「美しい村」… 音楽的な印象を残すメタフィクション的小説。僕はロマン派のように感じたが、本人はプルーストを意識したらしい

アーネスト・ヘミングウェイ
「誰がために鐘は鳴る」… スペイン内乱で橋爆破を命じられた共和制側米国人の3日間に渡る心理をトレースする。映画版より勿論ハードボイルド

木下 順二
「彦市ばなし」… 熊本県に伝わる民話二つをうまく合体させて戯曲化。昔読んだのは民話の方だな
「赤い陣羽織」… アラルコン「三角帽子」の翻案。人妻を狙っている権力者は本妻に頭があがらないというお笑い

ラルフ・ウォルドー・エマソン
「アメリカの学者」… 米国独自の学者に求める自己信頼は個人主義に帰結する。現在でも通用する偉大な講演

作者不詳(李 魚?)
「肉蒲団」… 好色文学。助平根性ばかりでは碌な事にならないという説教で終わるが、おためごかし

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
あけましておめでとうございます。
恒例のの読書記録、楽しみにしていました。
随分マイナーなものも交じっていますね。
わたしの読んだ本の名前を挙げるのも大変ですので、
お会いして話するのが一番だと思います。
ーーー別に例の猟奇事件のように誘惑している訳ではありません、ご心配なく。
本の感想、アップしたいと思うことはありませんか?
映画も、本も、レビューをまとめるのは非常に難しですね。頭の構造の問題かな。
Bianca
2018/01/01 14:15
明けましておめでとうございます。
オカピーさんの読んだ本を知るだけで心が洗われます(笑)。
私の好きな本もたくさんあるのでコメントさせてください。
まず、ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」ですが、これはもうメルヴィル作品でもおなじみですし、ヴェルコールの「海の沈黙」と一緒に昨年の年明けに併せて読みました。
ルドルフ・フォン・イェーリング「権利のための闘争」、学生の時に好きだった立命館大の末川博がこの本を取り上げて「法の目的や理念が正義である」とが書かれていて若かった私は熱い気持ちになっていたことを思い出します。
おおっ! カール・マルクス「資本論」・・・ほんとに凄いですね、オカピーさんは!わたしは第一部中途で挫折しましたが、この後に続くヒルファディングの「金融資本論」とレーニンの「帝国主義論」は熟読しました。左翼のゴダールの右翼ドロンへの評価、は「若者のすべて(「資本論」)」、「太陽はひとりぼっち(「金融資本論」)」、「パリの灯は遠く(「帝国主義論」)」となっているようです。
森 鴎外「雁」・・・こんなうれしいことはありません。実は私もむかしからこの小説が鴎外で
一番好きな小説だったんです。まさかオカピーさんと同じだとは、本当に驚くと同時に、とてもうれしくなりました。
トム(Tom5k)
URL
2018/01/01 18:36
(続きます。長くなってすみません。)
スタンダール「ヴァニーナ・ヴァニーニ」:おっとこれはアラン・ドロンの「高校教師」で彼がソニア・ペトローヴァを口説くときのアイテムになっていた本ですね。私も読みましたが、女性を口説く内容じゃありませんよね。最後は「夏の嵐」でアリダ・バリを罵倒するファーリー・グレンジャーを思い出しました。
芥川 龍之介「白」「魔術」「河童」・・・昨年は一時期、芥川ばかり読んでいた時期があります。まさに血の滲む文章とはこのことですよね。

あと、乱歩、「破戒」、ルルーの「黄色い部屋」、堀辰雄「風立ちぬ」、ヘミングウェイ、谷崎の「春琴抄」など、若い頃に夢中で読みました。
ポール・ヴァレリーについては、ダーバンのCM曲集にドロンがヴァレリーの詩を読んでいる録音があります。ロマンチックで素敵ですよ。
私はオカピーさんの読書量までは全く及ぶべくもありませんけれど、一致点がたくさん見つけられて新年早々とてもうれしいです。
では、今年もよろしくお願いいたします。
トム(Tom5k)
URL
2018/01/01 18:37
Biancaさん、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

>お会いして話するのが一番
こう見えて(?)結構照れ屋なんです(笑)

>本の感想、アップしたいと思うことはありませんか?
思わないこともないですが、言及がほぼ内容についてだけになるので、僕なりの方法論が固まっている映画より壁が高い気がします。映画について書く気が薄れたらやっても良いですかね。
オカピー
2018/01/01 20:04
トムさん、明けましておめでとうございます(今日二回目です、笑)

>イェーリング「権利のための闘争」
法学性でもないのに読む僕も変わっていると思いますが、トムさんもお読みですか。
もしかしたら、そちらが専攻だったでしょうか?

>マルクス「資本論」
高校の時から読もうと思っていましたが、余りに難しそうで、かつ余りに長いので、読む前に挫折していました。元来根性はある方ですが、年を取って益々根性が出てきましたので、読めました。
これが読めれば大概の本は読めると自信になりました。

>「若者のすべて(「資本論」)」、「太陽はひとりぼっち(「金融資本論」)」、「パリの灯は遠く(「帝国主義論」)

いかにもゴダールらしい。彼は一種の哲学者ですね。

>森 鴎外「雁」
僕もうれしいです!
鴎外はチェーホフを読んでいましたかねえ。
錯覚かもしれませんが、久しぶりに読み、チェーホフの匂いを感じました。

>「高校教師」
45年前に観たきりだけですので、忘れました(^▽^)
「ヴァニーナ・ヴァニーニ」は一種の復讐譚ですからね。

>「河童」
芥川と言うと、TV番組などでは「羅生門」や童話系ばかりで、うんざり。「河童」も扱われる方ですが、「玄鶴山房」「或阿呆の一生」にはまず言及されることがなく、残念に思っています。

>ヘミングウェイ
「誰がために鐘は鳴る」だけは読んでいませんでした。

>ヴァレリー
おおっ、そうでしたか。
部分的には問題ないですが、全体をどう捉えるかとなるとやっかいな詩人です。

>読書量
質より量になっていますが、読まないより良いでしょう。

今年もよろしくお願いいたします。


オカピー
2018/01/01 20:30
あけましておめでとうございます。
トーマス・ウルフは先日「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」で見ましたので、おおっと思いますね。読むのは大変そうですが。
O・ヘンリーの「警官と賛美歌」は、映画「人生模様」でマリリン・モンローさんが街の女の役でした。
今年もよろしくお願いいたします。TB問題は、FC2に問い合わせ中です。
ボー
URL
2018/01/07 17:02
ボーさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

>トーマス・ウルフ
実は、これは今年、別の図書館から取り寄せて読むはずだったのですが、何と秋になって入庫されたので、読んでみました。
読むのは大変ですが、「資本論」を読んだ後ですから、ハードルが低く感じましたよ(笑)

>映画「人生模様」でマリリン・モンローさんが街の女の役
そうでしたっけねえ。
このオムニバス映画は見ていますが、忘れましたよ^^;

>TB問題
解決すると良いですが。
オカピー
2018/01/07 19:31

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古典ときどき現代文学:読書録2017 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
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