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zoom RSS 映画評「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」

<<   作成日時 : 2017/12/19 09:13   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
1997年日本映画 監督・堤幸彦
ネタバレあり

天樹征丸(物語)・さとうふみや(絵)を原作とする人気TVドラマ・シリーズの映画版で、監督はシリーズでも一部を担当していた堤幸彦。題名だけは知っていたが、TVシリーズは全く見ておらず、今回が初めて。

金田一耕助の孫である高校生・金田一一(堂本剛)が、中国雑技団の女性団員ヤン・レイリ(水川あさみ)と文通しているミステリー研究会の仲間・七瀬美幸(ともさかりえ)に頼まれ、無実の罪で逮捕寸前の彼女の兄シャオロン(陳子強)を救うため、上海に繰り出す。二人の父親が殺された事件が発端である。
 ところが、一君の調査が本格的に始まる前に日本人プロモーター(中尾彬)が、次に公演という衆人環視の中で魚人スター(アダ・マウロ)が殺されてしまう。関係者は数年前に死んだ前の魚人の呪い歌に関係があると言う。
 シャオロンを不正に脱出させた一は国外追放の憂き目に遭い、知人の剣持刑事(古尾谷雅人)らと共に帰国しようとした際、犯行に使われた拳銃消失のトリックに気づく。

というお話で、嬉しいのは、金田一耕助ものに倣って、見立て殺人ものとなっていること。1970年代の金田一もの第一作である「本陣殺人事件」で金田一を演じた中尾彬を出演させたのも意図的なものか。ミステリーとして映画的水準にはあるだろう。

逆に嬉しくないのは、堤幸彦の絡む作品らしく、序盤一君がおバカすぎることである。知能指数180と謳っているが、大人向けの実際的な知能指数には教養も絡んでくるわけだから、“上海”を“あげうみ”などと言わせてはいけない。本人の冗談である可能性が高いが、僕のように初めて見る人間にはそれが本気なのか冗談なのか解らない。石坂浩二版金田一耕助のように常識の横にはみ出すことで笑わせる分には良いが、常識に届かない非常識(による笑い)は困るのである。

もう一つは女優陣の演技・口跡(台詞回し)の拙さ。演技について関心の薄い僕が演技について、まして口跡について批判するのだからそのひどさは推して知られよ。

この二つで★がどんどん逃げていった。

ガストン・ルルー「黄色い部屋の秘密」の記者探偵ルールタビーユは18歳。最初の事件解決は16歳の時。金田一君とどちらが優秀でありましょうか?

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