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zoom RSS 映画評「CUTIE HONEY -TEARS-」

<<   作成日時 : 2017/12/10 10:32   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2016年日本映画 監督A.T., ヒグチリョウ
ネタバレあり

ご存じ永井豪のヒット・コミック&アニメを実写化したチャンバラSF。13年前にも佐藤江梨子主演で実写映画化があったが、今回の方がまともなように思われる。但し、ヒロインを演じる西内まりやのせいもあって、セクシー度が極めて低いので、アニメに似た作品世界を期待すると当てが外れる。

異常気象やウィルスなどで人類が激減した未来。タワー構造の建物は上流階級と下層階級とに二分されている。上層階は文字通り上流階級が快適に過ごし、その結果である汚染された雲に覆われた下層階では下層階級が喘いで生きている。その上層階から天才・如月博士(岩城滉一)が事故死した娘の記憶を移植したアンドロイドの瞳=キューティー・ハニー(西内まりや)が落ちてくる。
 20年後。その落下を目撃しかつ助けられた早見青児(三浦貴大)は記者になり、レジスタンスの浦木(高岡奏輔)と組んで、世界そのものであるこのタワーの上層階を根城としているアンドロイド(AIの人間形ですな)のジル(石田ニコル)を倒す計画を立てる。しかし、彼らと協力することになったハニーはタワー上層階自体を破壊する彼らの作戦を厭い、自らの犠牲を念頭に置いてジルに立ち向かい、汚染雲払拭に奮闘する。

原作のような犯罪ものの要素はなく、21世紀の現実(経済格差)を投影したディストピアSFとなっている。現実をSFに反映するのは結構だが、上手くSFとして展開できないのなら現実を見せた方が良い。本作は上手くない方である。3か月前に見た本格SF「ハイ・ライズ」(J・G・バラード)のチャンバラSF版といったところで、脚本のお二人(中澤圭規、田中靖彦)はバラードの原作をアイデア源とした可能性がある。それ以外にも類似設定の作品が多いため面白味が薄いと言わざるを得ないのが実際。
 画面については、装置・美術関係は充実しているが、アクション場面では誤魔化し的なスローを多用する一方、その対照として駆使したらしい細切れショットの組み合わせでは何だかよく解らないところが目立ち、全く感心しない。

TVアニメは一応見ておりました。空中元素固定装置、懐かしいですな。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
あのアニメの可愛さやセクシーさをそのまま表現できないものですかね。
ねこのひげ
2017/12/11 01:14
ねこのひげさん、こんにちは。

佐藤江梨子版はセクシー度は本作より高かったものの、彼女にはコミカルな印象があり、やはり不満足でした。
アニメのイメージは強烈ですから、生身の人間ではなかなか難しいですよね。
オカピー
2017/12/11 22:18
 >アニメのイメージ
西内まりやという女優は尻ませんでした、竹内まりやならよく知っていますが・・。(一応、キューティハニーということで洒落です・・品がないですな笑)
 クロエ・グレース・モレッツなんかにやらせたらどうオでしょうね?デンゼル・ワシントンの「イコライザー」でロシア人娼婦の役や、ヒット・ガールになったこともある彼女なら・・。

 「パッセンジャー」のジェニファー・ローレンスや、クロエ・グレース・モレッツ、ヘイリー・ベネットみたいな、どこかオリエンタルなイメージのある女優は、50年前なら絶対にヒロインにはなれなかったでしょうね・・。(この三人は、いずれもぼくのストライクゾーンであります笑)演技力があるのも共通していますね・・。
浅野佑都
2017/12/13 03:43
浅野佑都さん、こんにちは。

>西内まりやという女優は尻ませんでした、
ははは。
真面目に言えば、歌手が本業ではないでしょうか?
近年は、古いものばかり追いかけているので、知らない歌手も多くなりました。

>クロエ・グレース・モレッツ
あくまで僕の勝手なイメージですが、ハニーちゃんには、彼女は少し背が低い感じがします^^
しかし、日本人がやるよりは良いかな。
オリエンタル的とは言え、不撓不屈の代名詞的女優ジェニファー・ローレンスは、こういう役が出来そう。
日本人なら黒木メイサ(スペインの血が入っているらしい)のようなバタ臭い人が良いですね。
オカピー
2017/12/13 19:18

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