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zoom RSS 映画評「フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」

<<   作成日時 : 2017/10/09 09:09   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年イタリア映画 監督ルカ・ヴィオット
ネタバレ余りなし

百科事典ジャポニカの「世界美術名宝事典」を眺めるのが子供時代に好きだった。だから、普通の人よりは美術に詳しいけれども、大して精通しているわけでもないので、本稿でもそこには触れないようにしよう。

本作は、ほぼ邦題通りの内容で、実際に観るに如くはないが、シアターにおいて3D・4Kで観た人による映像の評判が宜しくない。専ら「2Dで観たい」だ。そういう意味で2Dで観た僕は正解ということになるのだろうか。

「ほぼ邦題通り」というのは、ウフィツィ美術館に入る前に別の美術館や野外の彫刻なども紹介されているからである。

実際に美術館に行った気になれれば美術ドキュメンタリーは成功と言えると思うが、解説がうるさく、美術鑑賞に埋没できないところがある。
 特に、気分を殺ぐのは、ウフィツィ美術館に多く収容されているメディチ家由来の美術品(ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリなど)を多く紹介する目的に沿って、劇映画風にメディチ家最盛期の当主ロレンツォ・デ・メディチを登場させ、メディチ家の歴史を語らせることである。確かに、フィレンツェやルネサンスの最盛期は彼の時代であり、ルネサンスの興隆もメディチ家なしに考えられないので、不思議ではないにしても、美術に陶酔することに関して邪魔になる印象は避けられない。

この美術館に収められた絵画は圧倒的に宗教素材のものが多いので、近代美術と違って感覚より理解が重要、従って解説があったほうが解りやすいということにはなる。それでも解説がうるさく感じるのは、美術品を見せる映像の部分と説明という言葉の部分とが呼吸良く繋がれていないからである。

加うるに、海外に比べ日本での評価が今一つ伸びないのは、日本では一般のテレビ放送で日常的に美術が見られるからではあるまいか。

昔のイタリア人の日本における通称は、ファースト・ネームなのか苗字なのか決まっていない。ミケランジェロは前者、ダ・ヴィンチは後者(厳密には苗字ではないが)。ダの類も人によって付いたり付かなったり。面白いですな。

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