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zoom RSS 映画評「ブラック・ファイル 野心の代償」

<<   作成日時 : 2017/10/19 08:35   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督シンタロウ・シモサワ
ネタバレあり

野心溢れる若手弁護士ジョシュ・デュアメルが、学生時代の元恋人マリン・アカーマンから彼女が交際している製薬会社CEOアンソニー・ホプキンズの不正を示す証拠を提示され、案件を有利に進めるために法律事務所のトップたるアル・パチーノと直に組むことにする。彼の妻アリス・イーヴはその件に夢中になりデートも無視する彼の行動に不満を覚える。
 ところが、打ち合わせの為に彼女の隠れ場所に出かけたデュアメルはマリンの死体を発見、さらにその隣人が東洋人イ・ビョンホンに襲撃され、やがて罠に嵌められて警察に追われる立場になったことを知る。

というのが中盤までのお話で、ホプキンズ、パチーノという大御所が出ているので観てみたが、これがどうもいけません。
 まず、作品の性格がはっきりしない、というより進行するに連れて性格が変わる印象がある。好意的に申せば、尺が進むに連れて眼目もしくは作者の狙いが明らかになってくるわけだが、見せ方がたどたどしい為に、鑑賞者はかなり面食らうのである。
 例えば、知的サスペンスかと思っていたら、デュアメルがピストルを持って大格闘を演じたり、彼を罠に嵌めた悪党が正体がばれると知性を無視してまたまたピストルを振り回す。イ・ビョンホンも何故か死期の近い殺し屋を演じているが、東洋の有名俳優が出ると途端にコミックかペーパーバック的な安っぽい印象を醸し出してマイナスである。しかも、死期が近いとは言え、武闘派ではないはずの弁護士にあっさり倒されてしまうのが腑に落ちぬ。

最終的に、ちょっとしたどんでん返しを狙った内容となっているが、強引さが目立って、鮮やかとは言いがたい。先日の某作品同様これもまた“先が読めない映画は本当はつまらない”を地で行く作品である。日系若しくは日本人のシンタロウ・シモサワの初メガフォン作ということだが、脚本のせいもあって、感心できない出来に終わったのはお気の毒。

もはやホプキンズ、パチーノの神通力も消えましたかな。

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